みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
また、やりますね。
大手製薬会社ファイザーの早期退職。
今回のファイザーの早期退職プログラムが、なかなか斬新だったので今日はその事について書いていきますね。
ファイザーの50歳以上の対象の早期退職は競合他社に転職したら、上乗せ退職金を返してもらいます。
ファイザーとしては公式な発表はされていないわよね。
今回はミクスで大きく取り上げられている。
詳細はこちら。
ファイザー 早期退職者募集へ 50歳以上対象 競合社転職者は割増退職金上乗せせず(ミクスオンライン)
ポイントを抜粋します。
退職時期は2019年11月30日付
募集人数は200人
対象は50歳以上の営業部門
特典は退職金にプラスして割増退職金も支給。
ここまでの話であれば、対象が50歳以上というのが高齢なくらいで良くあるケース。
今回のポイントは抗がん剤や希少疾病担当者は会社の指定した競合他社に退職3年以内に転職したら割増退職金を返金させるって事。
ファイザーの競合他社に転職したら割増退職金の返還を迫るのは法律上は問題ないだろうけど品がない。
別に競合他社に転職する事を禁止にしているわけではない。
憲法で職業選択の自由が保障されている日本において、転職禁止なんて出来る訳がない。
例え対象者が3年以内に指定企業に転職しても、通常の退職金はしっかりと支払われる。
特別に上乗せした割増退職金だけ返金してくださいという事なので法的には問題ないと思う。
でも、品がないわよね。
現在、労使協議中との事で決定した話ではないけど議題に上がる事自体がとても品がない。
建前であっても通常、早期退職を実施する際には会社として、セカンドキャリアの推奨などを謳うケースがほとんどでしょ。
先日の中外製薬の早期退職でもこんな文言が掲載されている。
「今回の早期退職優遇措置は、就業意識やライフスタイルの多様化により、早期に退職して新たなライフプランに基づく人生設計を考える従業員への支援」
こんなのは誰が聞いても建前なのは分かるけど、社会においては建前も必要だと思う。
社員の新たなライフプランの提案などは関係なく会社の利益のみで判断しますっていう対応に見えて仕方がない。
割増退職金の支給にあたって専門MRは規制があり、プライマリーMRは規制がない事をどう解釈するか
割増退職金支給にあたって競合他社に3年以内に転職したら返還しなければならないのは、抗がん剤と希少疾病担当者のみよ。
生活習慣病MRはどこに転職しても規制はない。
これを、どう感じますか?
今回のファイザーの早期退職に限って言えば生活習慣病MRはラッキーなのかもしれない。
現在の転職事情を考えれば専門MRであっても50歳以上で製薬会社で正社員採用はかなり厳しいと思うから。
専門領域MRでも生活習慣病MRでも転職先を探す大変さに大差はないと思う。
でも、これからのMR業界を考えていく上では大きな意味があると思う。
生活習慣病の経験が他社に移ってしまっても全くの脅威ではない。
専門領域の経験は他社に移ってしまったは脅威になる。
このような解釈がされているって事よね。
専門領域MRが重宝されるとまでは言えないと思うけど、間違いなく言えることは生活習慣病MRの経験は何の役にも立たないという事を暗に言っているのと変わらないと思う。
ファイザーの50歳以上対象の早期退職は競合他社への転職を阻止する対策がされているが通用するのかのまとめ
どこの企業も実施している早期退職
今回はファイザーが募集するみたいよ。
ファイザーの早期退職は一言でいえば「斬新」
専門領域担当者は競合他社に3年以内に転職したら割増退職金を返してもらうルールを付けるんだって。
前回の横浜事件のような明らかな法律違反を犯している訳ではないけど品がない。
私が今回のこの記事を読んで感じた事は2つ
①やっぱりファイザーはぶっ飛んでいる。
②やっぱり生活習慣病MRは何の価値もない。
自分はまだ、早期退職の対象になる年齢になってないとか意味不明な事考えてないわよね?
40代になって生活習慣病経験しかないMRは手遅れよ。
若さが評価されるうちに専門MRに転身する事を強くお勧めさせていただきます。
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