みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
新型コロナの影響で2月末から始まったMRの活動自粛。
緊急事態宣伝が解除されて徐々に感染拡大前の日常に戻りつつあるし訪問が出来る医療機関も出てきた。
しかし日々の生活が元に戻りつつあっても医療機関のMR受け入れ態勢はまだまだ慎重ですよね。
今日はこの現状で全く医者とコンタクトが取れていないMRは残念ながら存在価値が薄れていくという現実を考えていきたいと思います。
6月に入り徐々に訪問が出来る施設やWeb面談に医者が慣れてきている。
徐々に6月に入ってきてMRを受け入れてくれる医療機関が出てきている。
特にあまり感染者を出していない県などでは普通にお弁当を提供して説明会の実施などもされている。
そして対面面会に慎重な医療機関であっても医者自身がWeb面談に慣れてきて受け入れてくれる状況もある。
今まで通りに病院に入って立ち待ち出来るような状況ではないけど、ある程度は医者とコンタクトが取れるようになってきている。
これについては間違いがないんだけど対面面談にしてもWeb面談にしても、理由によっては断られているケースがあると聞いた。
面談しても良いけど理由は?
こう言われた時に、しいて伝えるべき理由がないケースがあるらしい。
このようなMRは今後、真っ先に削除対象になるでしょう。
だって、何も出来てないんだから。
「MR不要論」は間違っているが「MR減少論」は確実に進行する。
MRは絶対に必要です。
このコメントはMRの意識高いコメントではなく顧客である医者のコメント。
大学の准教授にも「MRと製薬会社の必要性」について聞いてきましたよ。
でも現在約6万人近く存在するMRがこの人数のまま必要とは誰も言っていない。
ピークは2013年約6万5千人、そこから毎年約千人ずつ減少していっている。
この減少トレンドは間違いなく当面は続くでしょう。
この減少トレンドが採用の絞り込みと定年退職者で賄えれば問題ないが、それだけで十分賄えるとは思えない。
だから毎年、各製薬会社は早期退職を募っているのでしょう。
早期退職は希望者を募る制度と考えるのは浅はかですよ。
早期退職は希望退職だから辞めさせられる訳ではないですよね?その考え甘い甘い!
辞めさせたい社員をロックオンして確実に追い込んでくる。
会社が辞めさせたいと思うMRってどんなMRですか?
勉強しないとか、上司に歯向かうとか色々な理由はあると思うけど「医者と会えないMR」は1番初めに不要になると思いませんか?
医者と会えないMRに存在価値があるなら、どんな価値があるか教えてほしい。
医者に会えないMRはMRとして未熟なだけでなく外的要因があるかもしれない。
どんなにヘボい薬剤を担当していても医者との関係性がよければ「このMRがお願いしてくれているなら面談しよう」と思ってくれるかもしてない。
そのような意味では、このコロナの状況下で医者と双方間のコミュニケーションが取れていないMRは今までのMR活動で顧客と信頼関係が築けなかったと言わざるを得ない。
それはそれとして、しっかり認識する必要はあるが、そもそも人間関係だけで今のMR活動を成立させる考えも無理がある。
そう考えた時に医者に「この薬の話を聞きたい」と思ってもらう必要がある。
今回のコロナの件で感じる事は例えオンコロジーMRであっても全く医者とコンタクトが取れないMRが存在する事。
オンコロジーだったら、どんな薬であっても医者が話を聞いてくれると思ったら大間違い。
製品力がないオンコロジー製品であれば医者の興味を引く事は出来ないでしょう。
この視点で考えた時に医者が会ってくれない領域や製品を担当しているMRは、もしかしたら会社に原因があるとは考えられないだろうか?
「この薬の話を聞きたい」と思う薬を扱えないMRは会社の製品力に問題があると考える必要があると感じる。
今後は医者を見かけてアタック出来るMR活動はほぼ出来なくなる。その時に考える事は・・・
今までは医者を待ち伏せして相手のニーズ問わずアタックする事は可能であった。
しかし今後はコロナが完全収束する事が考え辛い状況では「待ち伏せ」はほぼ出来なくなるでしょう。
その時に医者に会いたいと思ってもらえるMRでなければならない。
もちろんMR自身のマナーや学術知識などが兼ね揃っているのは当然の事である。
しかし、どんなにマナーが良くて学術知識があっても担当している薬剤に興味や必要性がない限り会いたいとは思ってもらえないでしょう。
そう考えた時にオンコロジーMRだから大丈夫とはならない。
オンコロジー製品であっても「この薬は・・・」という薬剤は存在する。
そして当たり前だけど発売して年数が経過した薬剤と発売間もない薬剤であったら、医者が情報を欲する薬剤は後者でしょう。
ここから考える事は、今後MRをしていく上では今まで以上に領域だけではなく、新薬候補を多く持っているなどの企業選択が重要になってくるという事。
いかなる理由でも医者と双方間でコミュニケーションが取れていないMRの存在価値はない話のまとめ
まだまだMR活動をしていく上ではコロナの影響は受けるでしょう。
「コロナのせいだから医者に会えなくてもしょうがない。」
3月くらいまでは、こんな言い訳も通用したかもしれない。
しかし、今後もこのような状況が続く事を考えれば「医者に会えない事はしょうがなくない」
だって医者に会えないMRには価値がないから。
そしてMR削減は確実に進行していく。
MRを削減していく中で必ず会社は不必要なMRを追い込んでくると思う。
医者に会えないMRがこの状況で生きていけるだろうか?
大切な事は「医者に会えないのはMRのせいなのか?」という事。
医者が会いたいと思わないのはMRに原因があるのではなく価値の低い薬剤しか扱っていない製薬会社に問題があるのではないか?
今後はいままで以上に企業選択は大事になってくると思う。
あなたの会社は医者が会いたいと思ってくれる薬剤をしっかり取り扱っている製薬会社ですか?
私はこの4社から定期的に情報収集しています。
DODAエージェントサービスで転職