みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
緊急事態宣言は5月6日まで。
では5月7日になったら朝、卸に行って日中は病院に入り夜は講演会が出来ると思いますか？
大方の予想では緊急事態宣言の延長が囁かれている。
今日はMRの在宅勤務長期化が予想される中、内向きな仕事も少しやっておいた方が賢明だと感じたので、それについて書いていきますね。
新型コロナ感染による活動自粛はいったいいつまで続くのか？
今の段階で言えることは最低でも5月末までは、こんな感じが続くと思う。
ファイザーは早々に5月31日まで在宅勤務の延長を公表している。
新型コロナウイルス感染症に関連した当社対応の続報（ファイザープレスリリース）
例えコロナの収束にある程度の目処が立ったとしても、MRが病院に訪問するまでにはかなりの時間がかかると思う。
感染患者がいる病院に社員を送り込むのはリスクが大きいでしょう。
社員の健康を守る事が第一だろうけど、会社がMRを病院訪問させて感染させたとなれば世間にめちゃくちゃ叩かれる。
そして講演会はもちろん説明会やWeb講演会の実施も3密の条件が整う環境なので当面、難しい。
先日、仲良しの先生と話したけど年内の講演会企画は無理だと思うという反応だった。
世間が収束しても私達の職場である病院はコロナウイルスの存在確率が高い。
そしてコロナウイルスが存在している環境にいる人間達（医者）はキャリアを保有している確率も高い。
その人達を一か所に集めて講演会を実施するのはリスクが高すぎる。
「製薬会社主催の講演会が感染クラスターだった」
こんな事が起きたら色々な意味で大変な事になると思う。
これらを考えると、当面はMRの在宅勤務は続く事になるでしょう。
さすがに3ヶ月も4ヶ月も在宅勤務していると売上金額や達成率だけで評価する事には限界があるので違う指標で評価をしていくでしょうね。
在宅勤務のMRは実際どのような業務をしているのか？
基本的には不毛なWeb会議が多く入っている事でしょう。
新型コロナ長期化でMRが在宅Web会議をしているけど実際どんな内容をしているの？の話
Web会議でロープレやプレゼンの練習、妄想の分析でやる上司面談などが繰り広げられている。
このWeb会議以外に何をしているかは基本的にはブラックボックス。
管理したい心に余裕がない所長は詳細に業務内容と成果物の提出を毎日させているけど、多くの所長はそこまで厳密にやっていないでしょう。
そもそも在宅勤務中の所長もたいした仕事していないもんね。
会社が提出を求めないので「Web会議が終わったら何もしない」というのはリスクが大きいと思う。
基本的には9時〜17時くらいの勤務時間で午前中がWeb会議だとして午後の4時間くらいはフリーになる事が多い。
このうち1時間でも内向きだけど形に残る資料作りに費やしても良いのかと感じる。
内向きな形に残る業務って何ですか？？
大した事は必要ないと思う。
・自社品と競合品の文献整理をエクセルでする。
・ASCOのabstractをまとめる（オンコロジーMR）。
・担当Drの2次情報を徹底的にまとめる。
この程度のもので十分だと思う。
何か形に残る業務内容があった方が自分を守るためにも良いと思う。
あまりオススメしないのは他人のエリアを市場分析をするなどのお節介。
後は求められていないのにアピールの為に自発的に作成資料を上司に提出。
他エリアの市場分析は他のMRを貶める作業になる。
自発的に資料提出をすると「今日はないの？」と言われかねない。
内向きな自分を守る為の資料とはいえ作った以上は役に立つものが良い。
pubmedにある自社品を全ての臨床文献をまとめるだけでも結構な価値になると思う。
新型コロナ感染長期化が予想される中、MRは形に残る事はしておいた方が良い話のまとめ
在宅勤務はまだまだ当分続くと思う。
世の中のCOVID -19収束まで時間がかかる。
そして世の中が収束してもウイルスが高い確率で存在する病院にMRが訪問するのは更に先の話になると思う。
ここまでMRの在宅勤務期間が長くなってしまうと流石に販売実績だけで評価するのは難しいわよね。
この状況下で会社がMRを評価する際の指標に確実になるのは「この在宅勤務期間中に何をしていたか？」でしょう。
これを会社に問われた時に「一生懸命勉強していました」と答えるのか「このまとめた資料について勉強していました」と答えるのかで心証が大きく異なると思う。
