みなさんこんにちは。
現役オンコロジー(抗がん剤)専門MRのゆってぃーよ。
私はプライマリー領域の開業医担当からMR人生をスタートさせて、その後プライマリー領域の大学病院担当、オンコロジー領域の大学病院担当とキャリアアップをしてきたわ。
そんな私が今日は病院(大学)担当MRの1日を教えてあげる。
大学病院担当MRの1日
07:30~08:00 自宅出発、営業所へ出社
08:00~11:00 内勤、訪問準備
12:00~14:00 病院訪問 2人〜3人のDr面会
14:00~15:00 昼食
15~00~19:00 病院訪問 3人〜4人のDr面会
19:30 帰宅
夜は基本的には会社に帰らず直帰するわ。
これが基本行動で加えてアポイント面会や月に2回くらいの講演会などが入るくらいかしら。
昔は訪問規制が緩かったから朝駆けっていって先生が出勤するのに合わせて朝の7時くらいから廊下に立っていたし、夜は当直の先生目当てに21時くらいから病院に訪問するなんて当たり前だったわ。
今ではそんな病院はかなり限られて、アポイント施設が多いから思うように病院に訪問することすら、ままならないわ。
開業医担当と大学病院担当の大きな違い
開業医はクリニックの中に入って受付で名刺を出して診察後の面会。
待っている間は待合室の中で座って待つでしょ。
病院は基本、廊下で立って待つのよ。
病院勤務の医者って診察だけじゃなくて病棟管理、検査、手術、会議とかがあるから忙しいのよ。
いつ医局に戻ってくるか分からないから2時間〜3時間待ちなんて当たり前よ。
施設によっては廊下に空調がついてなくて夏は激暑で冬は極寒よ。
やっと会えても廊下で30秒くらいで面会が終わる事なんで当たり前よ。
情報提供の種類も違うわ
開業医は医学薬学の情報提供よりも世間話がメインになるけど、病院勤務のDrは、やはり文献などを使った薬剤の情報提供がメインになるわ。
一回の面会時間が病院の医者だと短いから、伝えたい用件をしっかりまとめて端的に紹介するスキルも必要ね。
大学病院なんかは研究もやっているし、学会で発表もするから最新の情報提供は喜ばれるわ。
特にオンコロジーみたいな分野は最新論文や学会速報などは特に必要になってくるわ。
講演会の随行もかなりあるわ
大病院を担当すると、その施設の先生が講演会の演者として全国各地から呼ばれる事があるの。
その講演会の演者対応も病院担当MRの重要な仕事ね。
講演会当日にアテンドする事はもちろんだけど、どのような講演内容にしてもらうかネゴをしたり、講演会が開催されるエリアの状況なども事前に演者の先生にお伝えしたり、やる事は盛りだくさん。
全国を先生と一緒に旅行出来るみたいで担当当初はワクワクしていたけど、今となっちゃ講演会の準備や当日の移動の労力を考えると嬉しくもなんともないわ。
基幹病院が採用されないとエリアに波及していかないプレッシャーもあるわ。
大学病院だと、本院が採用にならないと分院や関連病院も採用にならない事はよくあるわ。
それだけじゃなくて、エリアの基幹病院が採用にならないと、周辺の開業医も使わない事も多々あるの。
そういう意味では担当施設の実績だけじゃなくて、周辺エリアや関連施設の実績にもかなり影響が大きい仕事と言えるわよね。
大学病院担当MRになるには
オンコロジー領域みたいな専門領域MRであればいきなり大病院担当MRになると思うけど、プライマリー領域MRであれば、まずは開業医で成功を納めたエース級のMRが病院担当MRになっていくわ。
病院担当MRの方が重要ポディションだから昇進もしやすいし、係長や課長などの役職が付いたMRが多いわ。
若い病院担当MRを見るとだいたい、専門領域MRよね。
まとめ
開業医MRに比べると専門的な知識も必要とされるし、関連施設や周辺エリアに対する影響力もあるので責任も増えてくるわ。
開業医しか担当したことのないMRよりも病院担当MRの方が転職市場の価値が高いのも納得ね。
そのような意味でもオンコロジーのような専門領域MRになって若くして病院担当MRになった方が良いと思うわ。
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