みなさんこんにちは。
現役オンコロジー(抗がん剤)専門MRのゆってぃーよ。
2017年は8月と11月の2回厚生労働省がブラック企業一覧を更新したわね。
厚生労働省が認定しているブラック企業は8月の401社から11月は494社に増えているわよ。
大手では電通、パナソニック、HIS、日本郵便、ヤマト運輸なんかも名を連ねているわ。
定義は明確には示されていないけど、一応こんな感じで言われているわ。
① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う
8月の調査では製薬会社はブラック企業一覧には1社も入っていなかったけど・・・
やっぱり製薬会社は医薬品という利益率の高い商品を取り扱っているから、給料の未払いなんかはまずないし、平均以上の給料がもらえる業界だもんね。
労働時間も夜勤や当直があるわけじゃないから、長時間労働もまずないし恵まれた業界だからブラック企業とは縁遠いわね。
でも11月の最新の発表ではゼリヤ新薬がブラックリスト認定を受けたわよ。
その理由はこの記事に詳しく書いてあるわ。
ゼリヤ新薬の新人研修後の自殺を考える
それでも中にはブラック製薬会社は存在する?
外資系企業なんかが中心に退職に追い込むプログラム(PIP)をやっているわよね。
いくらスキルの低いMRだとしても精神と人格をボロボロにさせて退職に追い込む事をしている企業はブラック企業じゃないかしら。
最近ではバイエル薬品やアストラゼネカのMRが、不当な待遇を受けていると当局に訴えて記者会見なんかもしているわよね。
充分、ゼリヤ新薬以外もブラック企業に当てはまると思うけど。。。
厚生労働省が発表しているブラック企業なんて極々一部なのよね。
厚生労働省はブラック企業は494社しか発表していないけど、実際はブラック企業なんて腐るほど存在するわよね。
ブラック企業は一定の割合で世の中に存在するという自覚をしっかり持って会社を選ぶ必要があるわ。
だって日本は「職業選択の自由」が憲法で定められているんだから。
ブラック企業がダメなのはもちろんなんだけど、自分で選択してその会社に行っているんだから本人にも責任は多少は存在するでしょ。
製薬会社のブラック企業定義
こんな定義は存在しないけど、まとめるとこんな感じじゃない。
①離職率が高い。(MRだけじゃなくて所長など管理職も含)
②年中、中途採用を大量にしている。
③考えが偏っている。(突然、5年以内に女性所長を全体の30%まで持っていくとかを発表する)
④PIP制度があからさまに実施されていて社員もその存在を自覚している。
まとめ
厚生労働省が発表しているブラック企業一覧なんて極々一部でしかないわ。
製薬会社は恵まれている環境なのでブラック企業には縁遠いかもしれないけど、残念な事に製薬会社の中にもブラック企業は存在するわ。
日本においては職業は自分で決定できるんだから、ブラック企業かどうかをしっかりと見極めて会社を選択する必要があるわね。
案の定、ゼリヤ新薬がブラックリストの仲間入りをしたわね。