みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
グラクソスミスクラインって講演会の演者に謝礼を払わない(事実上、ほぼ講演会を実施しない)、MRの個人別目標を設定しない製薬会社って事で有名よね。
売上至上主義や講演会の利益相反を疑われない為に、常に患者さんの利益を最優先に置いていることを明確にし信頼を得ることを目的として、このような事をしていたんだって。
本当に素晴らしい理念よね。(建前じゃなく本心であれば・・・)
でも今年(2018年)の10月より講演会の演者に対して謝礼の支払いを再開したんだって。
何でだろう?
そもそも、いつからグラクソは講演会やらなくなったんだろう?
他の製薬会社も「患者の利益を最優先」と掲げているけど講演謝礼を払っているのはなぜだろ?
今日はこの一連の事柄にはグラクソのクソみたいな悪行が過去数年間繰り返されてきた背景がある事を教えてあげる。
グラクソスミスクラインってどんな会社?
グラクソスミスクラインはイギリスに本社を置くグローバルメガファーマよね。
パキシルやアドエアが爆発的に売れていたけど、最近はめっきり勢いのなくなった会社よね。
合併を繰り返していので異様に会社名も長いし元はどんな会社だったのか見当もつかないわね。
詳細はこの記事で確認してみてね。
グラクソのオンコロジー部門がノバルティスに売却されたのも印象的よね。
私の知り合いでノバルティスが嫌でグラクソのオンコに転職したのに、数年でノバルティスに出戻ったおっちゃんMRがいるわ。。。
グラクソスミスクラインの過去の悪行を振り返る
グラクソは「生きる喜びを、もっと」を届けることを存在意義とする世界的な企業なんだって。
会社のHPのトップ画面に書いてある。
生きる喜びをもって患者さんに届ける事を存在意義にしている素晴らしい製薬会社がやってきた事とは
2012年アメリカで副作用の隠蔽や適応外使用の推進
当時の司法省における罰金金額の最高額30億ドルを支払っているわ。
2013年日本において利益相反発覚。
子宮頸がんの定期接種の報告書をグラクソ社員が関わっていたのに、その事実を隠して報告したのよ。
2013年中国、ポーランド、イラク、ヨルダン、レバノン、シリアでの収賄発覚
医療関係者や役人に贈賄を送っていた。
2014年中国で収賄事件発覚
研修や学術会を手配する「旅行代理店」に費用を水増し請求させ、実際の支払額との差額を贈賄資金として悪用していたのよ。
水増しで得た裏金を役人や医師への接待費に使い、自社の薬品価格の引き上げや優先調達を働きかけていたんだって。
結果、当時の幹部は逮捕され中国で過去最高額の530億円の罰金支払っているわ。
全ての事件は最近よ。
本当にグラクソはクソ会社だと思いませんか?
中国の収賄罪で社員が逮捕されたし、裏金調達のツールに使っていた講演会は一旦止めましょう
業界誌だけでなく、一般新聞にも大きく中国の収賄罪は取り上げられてしまった
中国、英グラクソに過去最大の罰金530億円 贈賄事件(日本経済新聞)
毎年、繰り返されていた悪行が全てバレちゃっているし、講演会費用をピンハネして裏金使って、役人と医者を接待漬けしていたって言い訳出来ないわよね。
事件発覚した13年の末から裏金ツールの講演会は全世界で謝礼禁止にして実質、開催出来ないようにしてほとぼり冷めるのを待ちましょうってなったのよね。
その時の社長のコメント「常に患者さんの利益を最優先に置いていることを明確にし、信頼を得ることを目的としたもの」だって。
GSK MR評価に個人別売上目標を設定せず 医師向け講演会の講師謝金も廃止(ミクスオンライン)
この会社マジで終わっていると思う。
グラクソクソスミスクラインに社名を変えてクソを増やした方が良いと思う。
裏金ルーツの講演会が18年10月より謝礼支払い再開したんだって
公には発売2年以内の新薬に対して適正使用の推進の為に実施するんだって。
だったら、廃止していた14年〜18年の5年間はどうだったの?
事件発覚から5年経ったし、最近はあまり騒がれていないから再開しちゃおうかなって見えるでしょ。
グラクソって悪い事がバレてもめげずに、再び悪行を繰り返すある意味、鋼のハート企業よね。
ノバルティスや武田の事件が大きく取り上げられているけど、グラクソの方が悪行を繰り返す点でタチが悪い。
まとめ
グラクソスミスクラインが2014年から実施していた講演会の講演謝礼廃止を撤回したわよ。
どの製薬会社でも講演会の講師謝礼は支払っているから一見、問題ないようにも見える。
でもグラクソの本性はグラクソクソスミスクラインで悪い事を繰り返すクソ製薬会社なのよね。
また、数年のうちに悪行が発覚すると思うのは私だけかしら??
ここまで悪い事を繰り返しているのによく「患者さんの為に」とは言えるわよね。