みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
私がMRになりたての15年近く前には今のような業界の規制もコンプライアンス重視の風潮もまだまだ甘かったと思う。
今、振り返るとあの制度は良かったな〜って事柄を書いていくわね。
全ての経費精算にプライベートのクレジットカードが使えた
一見、大したことがないと思うかもしれないけど、かなり大きな事よ。
私は20代の時に最高でプライベートのクレジットカードの使用金額が年間900万円だったわ。
高速代、ガソリン代は当然として、宿泊代、説明会の弁当代、接待の食事、ゴルフ代などを全てプライベートカードで払っていた。
説明会の弁当も今のように上限2000円ではなく、私の当時の会社は3000円だったから、弁当代の支払いも毎月けっこうな金額になっていたわ。
でもなんて言っても1番大きいのが講演会の精算よ。
講演会のホテルの会場費、立食パーティー代、当時はホテル発券のタクシーチケットも使えたから参加Drの往復のタクシー代など全て、自分のカードで払っていた。
1回の講演会で100万円近く払うから、年2回〜3回講演会をやったら凄い金額になるわよね。
個人のクレジットカードが使える最大の利点はポイントが貯まることよね。
当時、私はANAのゴールドカードを持っていたから毎年めちゃくちゃマイル貯まっていたわ。
そのマイルで海外、国内の飛行機はタダでよく乗っていた。
今は、私の会社もそうだけど多くの会社はコーポレートカードが支給されてしまって、プライベートのカードを使う機会がなくなったからマイル全然貯まらなくなっちゃったけど。
接待で高級なレストランやゴルフが経費でいけた
当時はこれがイヤでイヤでしょうがなかった。
どんなに高級な食事が出来ても気を使うし毎晩夜遅いし、せっかくの休みが潰れるのがイヤだった。
でも今、振り返ると貴重な経験だったし、いい思いをしていたと思う。
ミシュランガイドが日本で発売された当時は私の営業所で1人1冊ずつミシュランガイドが支給されたわ。
当時の☆付きレストランは20箇所以上は行ったと思う。
高級なレストランがどのようなサービスをしてくれて、どのような料理を提供してくれるのかが分かったし、実際に美味しい食事が出来たのは良い経験だった。
ゴルフにしても、会社の経費でゴルフコースは数え切れないくらい回ったと思う。
休日にクリニックのゴルフコンペなどに参加すれば、休日出勤手当が支給されて、ゴルフのプレー代や昼食代は経費で、コンペの参加景品までもらって、ゴルフの腕まで向上していたんだから振り返れば幸せだった。
今は接待がなくなって、平日の夜や土日に接待で働くと言うことがほぼ無くなったから、それはそれでワークライフバランスが保てて幸せだと思う。
ただ接待が盛んだった15年近く前は、私は独身で暇だったし酒もゴルフも大好きだったから、それはそれで当時は感じなかったけど幸せだったんだと思う。
今よりも更に充実した福利厚生や制度があった
先ほど書いたように個人のクレジットカードが使えたのは良かった。
それ以外にも、自分の携帯電話や車を仕事で使う事が出来て補助が貰えていた。
まだ一部の会社には存在しているけど家族手当なるものがあり、奥さんがいたら1万円、子供は1人につき5000円なんて手当が出ていた。
家賃補助の%も今より更に良かった。
出張でホテルに泊まった時に宿泊金額に関わらず1万円支給など一定金額の支給があった。
成績優秀者のインセンティブ旅行ではなく、全社員対象の海外で全体会議をする時があった。
細かいモノをあげたらキリがないくらい様々な制度があったわ。
まとめ
私がMRになりたての頃は今のように製薬業界は規制が厳しくなくて、社内でも顧客にも色々な事が出来たわ。
今は規制が厳しくなって、出来なくなった事が多いと思う。
当時は、ありがたいとは感じなかったけど今振り返ると、良い制度がたくさんあったわ。
ただ、接待だけは結婚した今となっては家族の時間が減るので、無くなって本当に良かったと感じるわ。