みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
先日、後輩MR君が初めて面会する先生のWeb面談に同席して欲しいと言ってきたので一緒に面談しました。
そこで、冒頭の挨拶で早々に先生から噛みつかれた。
後輩MR(仮名:澤井君)「〇〇病院様を担当させていただいている澤井と申します。」
先生からの開口一番「様は個人に対して使う敬称だから、病院に様を付けるのはおかしくないか?会社でそういうのって習わないの?」
出だしで、このやりとりでだったから、面談はひっちゃかめっちゃっかでした。
今日はこの事について考えていきます。
正しくないのは理解していても「病院様」「クリニック様」を使うMRが意外と多い。
「様」は人に使う敬称であって、施設や物に使う敬称ではない。
大抵に人が理解していると思うけど実際は結構な頻度で「〇〇病院様」や「呼吸器内科様」と謎に様をつけるシーンを見かける。
今回の指摘を合わせれば、過去に3回くらいこのようなシーンを経験した事がある。
このように「様」を使う人に理由を聞くと「〇〇病院」と何の敬称も付けないのが逆に失礼になってしまうと思っていたとの事。
分からなくもないが、間違った敬称を使う方が失礼になるとも思う。
私は文書では貴院などと表現する事はあるが、口頭の際は「〇〇病院」と言い切って不要な敬称を付けていない。
そんな私だが、今まで一度も怒られたことも指摘された事もない。
「私が働いている病院になぜ「様」を付けないんだ!」と指摘する医者は当たり前だけどいませんよね。
必要以上に敬いすぎると結果、失礼になってしまう。
少し前だけど、ある製品のマーケティング担当者(40歳くらいの管理職)と同行した時の話。
確かに私が担当していた先生は、全国的に有名な先生ではあったが、この担当者は敬いすぎで、めちゃくちゃちゃ丁寧過ぎる敬語を使って先生から「何を言ってるか分からない」と一蹴されていた。
そのマーケ担当者が今は違う県で所長しているんだけど、あの時のダサさ加減がハンパないから、私は、その時の印象でしか見れなくなってしまっている。
敬語に敬語を重ねるように話していた。
正確な言葉は思いだけないが古典の教科書を読んでいるような敬語を使っていた。
〜〜たてまつりそうろう、みたいな。
頭痛が痛くて頭が痛いみたいな表現になっていた。
今は所長しているんだけど、大丈夫かな。
部下と同行して、迷惑掛けていないかな。
このように心配してしまう。
相手に敬意を示すのは、敬称を重ねれば良いというものではない。
当たり前の言葉使いや必要だけれども、表情や立ち振る舞いで十分感じてくれると思う。
「〇〇病院様」と言って医者に怒られたMRの話のまとめ
どうにか、相手に失礼ないようにと個人でもないのに様を付けたり、敬語に敬語を重ねたりする人が意外と多い。
医者という社会的地位の高い人たちと接する仕事なので、必要以上に意識してしまう気持ちが分からなくもない。
しかし、その必要以上に意識した不必要な言葉使いは結果、相手に不信感を抱かせてしまう事も忘れてはいけない。
話は全然変わるが、医者との文面のやりとりは「〇〇先生 侍史」と書くが、この「侍史」は医者以外にも使うケースがあるのだろうか?
意味合いは「直接お送りするのはおそれ多いので、お付きの方が開けてください」という事なので、この概念であれば医者以外にも使われて良いと思う。
しかし、医者とのやりとり以外で見た事がない。
サイトが更新されないので、たまにサイトを見てはがっかりしています。
また、掲載が再開されることを祈っております。