みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
MRというお仕事は様々なルールや規制の上で働かなければならない。
業界の法律のようなルールもあれば、病院ごとに定められたルールもある。
このルールを守らなければならないのは大前提なんだけど、時と場合によっては上手く掻い潜って対応するようなケースもある。
ただ、この裏技を使う際にはリスクもあり、見つからない工夫や万が一見つかった時の対応も必要になる。
今まで真面目一辺倒に生きてきた人が裏技を使おうとすると、よく事故を起こす。
今日はそんな事について書いていきますね。
アポイント制の医療機関にアポイントを取らずに訪問するMR。
もちろん、これは許されざる行為であることは説明するまでもない。
しかしアポイント制の病院であるけれども、絶対に今週に会わなければならない医者がいるなどのケースを皆さんも経験あるのではないか?
アポイントがないけど、絶対に会わないといけない状況。
こんな時にアポイントがある体で病院に入る事があるとする。
この状況下で、今まで裏技を使った事のない真面目なMRであれば警備員に「どの先生とアポイントですか?」などの職務質問を受けた時に挙動不審な行動を取って怪しまれる。
怪しいと思われると事実確認されて逮捕されるというケースが私の周りで最近あった。
ルールが厳しい中でMRとして生き抜くのであれば時に、堂々と自信満々に嘘が言えるくらいの度胸が必要だと思う。
また巡回中の警備員に遭遇しない嗅覚やポディショニングも必要になる。
訪問規制もそうだが、新薬の宣伝許可も同じような事だと思う。
このような行動が出来ずに真面目一辺倒な方法以外のアプローチをした事がない人はあまり裏技を使わない方が良いと思う。
営業センスが高いって思う人は、とっさの言い訳が上手だったり機転をきかした行動が取れる。
とっさの言い訳が使える人は営業センスが高いと思う。
過去の自分の周りにいた優秀なMR達はみな、とっさの言い訳が抜群に上手かった。
そしてセンスが良い人は、トラブルになりそうな場面を上手く避けて進んでいくので揉め事が起きない。
鈍臭い人が一見、周りからは「タイミングが悪い」「運が悪い」と思われがちだがそうではない。
センスがない人はトラブル回避の嗅覚が効かずに、突っ込むから揉め事になる。
なのでタイミングや運の問題でなく、そのトラブルは必然なんだと思う。
もし裏技を使ってアプローチをしたいと思うのであれば、とっさの対応が取れなければならない。
上手な立ち振る舞いは社内においても同じだと思う。
あなたの周りにもいないだろうか?
間が悪いMR、タイミングが悪いMR。
所長の機嫌が悪い時に、悪い報告をして通常以上に詰められるMRなど。
これは、運が悪いのではなく嗅覚が効かないんだと思う。
所長にとっさに実績や活動結果について追及された時に、真正面から受け止めてしまえば怒られるのは必然でしょう。
とっさに追及された時にも「確かに出来ていないけど、このような構想を持っていて、ここまでは進んでいる」などの話が出来るのと「ごめんなさい」と真っ正面から受け止めるかでは大きな違いがある。
真面目なMRが裏技使おうとすると事故が起こる話のまとめ
臨機応変な対応や嗅覚を持った行動って意識ですぐに変わるものではない。
子供の頃からの積み重ねが大きいと思う。
その中で、MRになるまで真面目一辺倒に生きてきた人が、少し裏技を使ってみようとすると結果、事故に繋がるケースが多いと思う。
真面目はそれで十分な武器になるのだから、嗅覚を高めて裏技を使おうとするのではなく、真面目を極めて自分の強みを磨き上げた方が結果、良い方向にいくのではないかと感じる。