みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
先日、面談した先生から面白い話を聞きました。
7月開催予定として案内されたWeb講演会が20個以上あるとの事。
この異様な状況を見て、そろそろ社内コンプライアンス部のみならず製薬協からも指摘されるんじゃないかなって感じたので書いていきますね。
昨今のコロナの影響からWeb講演会が乱立されている。
COVID-19の影響はまだまだ大きいですよね。
7月に入ってからは完全に第二波と考えても良い状況です。
医者との面会も間々ならない状況。
その中でWeb面談を依頼するにしてもネタがない。
「だったらWeb講演会の演者依頼というネタでアポイントの依頼をしよう!」
Web講演会をする目的が医薬品の適正使用の普及ではなく役割者になる医者の面談理由だからタチ悪い。
7月に20個以上あるWeb講演会の案内状をその先生に見せてもらいましたが「この先生誰?」「専門医なの?」っていう医者も散見された。
COVID-19感染状況下でWeb講演会を乱立させても聴講ニーズは乏しい
今までのWeb講演会であれば、MRが病院に訪問して聴講会場を設置し参加してくれる医者に弁当を提供していた。
それであれば、医者からすれば接続の手間も無いし弁当も食べれるメリットがあるので聴講してくれていたケースもある。
しかし今の状況であれば医者がWeb講演会を聴講しようとした際には自分で接続をしなければならないし、当然弁当もない。
しかも演者もあまり聞いたことのない医者。
更に付け加えると、このようなWeb講演会が月に20回以上企画される。
この状況で、聴講する医者のメリットは何だろうか?
医者を馬鹿にしすぎだと思う。
忙しい診療の後に時間を作ってくれるのであれば、医療の参考になるような内容でなければならないと思う。
Web講演会を実施しても聴講者が0人であれば講師謝礼と言う名の金のばらまきだと思う。
聴講者のニーズを完全に無視したWeb講演会が毎日のように乱立している。
となれば結果、聴講者はほぼいないWeb講演会も存在するでしょう。
いくら演者がスライドを作成して講演したとしても、誰も参加しないWeb講演会に謝礼を払うって不思議な事だと思う。
もちろん結果、参加者がいなかった(少なかった)という事自体は問題はないと思う。
ただ、企画した趣旨が「この演者の話を多くの医者が聞いてくれれば医療が発展する」という内容でなければ成立しない。
この医者を演者に立てても聴講ニーズはないだろうと初めから分かっていても面会の口実になるので演者にしたWeb講演会であれば講演謝金の支払いは金のばらまきと変わらないと思う。
もちろん聴講者が極端に少ないという事実は終わってみないと分からない。
しかし、ある程度の予測すら立てられないのであれば、そもそも企画するべきではない。
聴講者がいないWeb講演会を乱発して演者に講師謝金を支払い続ける行為そろそろ怒られそう
MRが面会目的の為に演者にした医者が講演しても聴講したい医者は少ないでしょう。
参加者がいないWeb講演会を乱発して講師謝金をばらまく行為はコンプライアンス的に問題ないのだろうか?
やる前から参加者が期待できない事は分かっているはず。
そんなWeb講演会が各社、乱立している状況で社内コンプラは何も指摘しないのだろうか?
問題ないというのであれば、講演会の趣旨も不純だし聴講する医者がいないという実態のない会に対して多額の金銭の動いているのだから製薬協が厳しき指摘するべきだと思う。
最近、製薬業界はコンプライアンスに厳しくなり、クリーンな営業活動を意識している中で、このWeb講演会の乱立はかなり悪性度が高いと思う。
医者との面会の口実にWeb講演会を乱立している製薬会社はそろそろ怒られる話のまとめ
最近のWeb講演会の開催頻度は異常だと面会した医者が嘆いていた。
このWeb講演会乱立には背景がある。
Web面談のネタがない状況で演者依頼をする事で打ち合わせを称して複数回のWeb面談が確約できる。
そんな不純な動機で企画されるWeb講演会だから、聴講する医者はほとんどいない。
だれも聞いてないWeb講演会で独り言のように話続けると講師謝金が支払われるという現象が起きている。
そんな会で独り言を話すと講師謝金が支払われるという悪質な行為が繰り返されているのだから製薬協は正しく指導するべきだと思う。