みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
今から17年前に発売された「バカの壁」ってみなさん読んだ事ありますか?
自宅の本棚に置いてあったので改めて読み直してみました。
MRとして働いていく上でとても大切な事が書いてあると感じたので今日はこの本について書いていきますね。
「バカの壁」著者の養老 孟司先生ってどんな人?
養老 孟司(ようろう たけし)先生は東京大学医学部卒の医者。
神奈川県出身で母親が小児科医であった。
親が医者であった事が原因かは不明だけど、本人も東京大学医学部に入学して医者になる。
大学卒業後の研修医時代に患者の血液型を間違えて医療事故を起こしかけ自分が臨床に向いていない事を悟る。
そして生きている人間を相手にしない解剖学を目指す事を決めてキャリアを形成していった。
留学なども経て東京大学で助手、助教授、教授と上り詰めた医学者。
解剖学者としても有名な先生だったけど、養老先生は東大教授退官後の執筆活動の方が一般市民にとっては有名に感じるかもしれない。
今回、紹介している「バカの壁」も累計400万部以上の売り上げがあり流行語対象まで受賞した事は有名な話でしょう。
「バカの壁」目次
まえがき
第一章 「バカの壁」とは何か
→「話せば分かるは大嘘」「わかっているという錯覚の怖さ。」
第二章 脳の中の係数
→「脳の中の出入力」
第三章 「個性を伸ばせ」という欺瞞
→「共通認識を強要するにも関わらず、個性や独創性を伸ばせという矛盾。」
第四章 万物流転、情報不変
→「自分らしさを求める意識こそが自分らしくいられない事実。」
第五章 無意識・身体・共同体
→「知識のインプットだけで分かったつもりになる。」
第六章 バカの脳
→「賢い脳とバカな脳の違いは?」
第七章 教育の恐ろしさ
→「教育の中にも多くの壁が存在する。」
第八章 一元論を超えて
→「合理化の末路、どうすれば自然と作った壁が取り除かれるか?」
「バカの壁」を読んでみて感じた事
無自覚に「バカの壁」を作っている時があると感じた。
自分の経験したことや断片的な知識の世界が全てだと感じて壁を作っている。
この壁のせいで新たな見識を身につけたり成長機会の損失になっているのだと感じた。
最近だと「Web面談なんて医者にとっては迷惑でしかない」と実施する前から壁を作って否定していた。
「この医者はいつも不機嫌でMRが嫌いに違いないと思う訪問を避けるようになる。」
副業にしてもそうだ。
「ブログで稼ぐなんて絶対に無理」
「YouTubeで稼げる人は芸能人くらい」
こんな固定観念の壁で私も踏み出す一歩が中々、出せずにいた。
しかし、そんな「バカの壁」を取り除くと新たな世界が見えてくる事を感じた。
この本はそんなきっかけになるような本だと思う。
この本を読んで印象的だった文章
「結局われわれは、自分の脳に入ることしか理解できない。つまり学問が最終的に突き当たる壁は、自分の脳である。」
この事実を理解した人がバカの壁の向こう側の世界も観れるのだと感じた。
改めて「バカの壁」を読み直してMRとして働いていく上でのマインドセットをした話のまとめ
「バカの壁」は今から17年前に発売された本です。
しかし、いまだに本屋に並んでいるベストセラー。
「バカの壁」の考え方は今現在でもとても大切な事なんだと思います。
MRという職業は、営業という側面と医学者という専門家を顧客にする難しさ、医薬情報を提供する専門的な仕事、様々な側面を有している。
この難しい仕事をしていく上では自分の中になる「バカの壁」を取り除く事はとても大切だと感じた。