みなさん、こんにちは。
白い巨塔フリークのゆってぃーよ。
5月22日から5夜連続で始まるわね。
テレビ朝日開局60周年記念 5夜連続ドラマスペシャル「白い巨塔」
私は、このドラマが大好きです。
白い巨塔って本当の大学病院のドロドロした世界があるのよね。
なんで、そんなに臨場感ある世界が映し出されているか言えば、このドラマの医療監修をしているのが國頭英夫先生なのよ。
2003年の江口洋介さん主演の白い巨塔も2019年の岡田准一さん主演の白い巨塔の医療監修をしているのが國頭英夫先生よ。
今日は白い巨塔の医療監修をしている國頭英夫先生の著書「死にゆく患者(ひと)と、どう話すか」について書いていきますね。
オンコロジーMRなら必読書だと思うわ。
國頭英夫先生って有名人?
オンコロジーMRであれば國頭英夫先生はご存知な人多いでしょう。
現在は東京にある日本赤十字社医療センターの化学療法科部長の先生よ。
東京大学医学部を卒業して、国立がんセンター中央病院や三井記念病院で研鑽を積まれた先生。
専門は胸部腫瘍、臨床試験方法論なので、臨床試験の解釈などで臨床腫瘍学会等で講演されているのを聴講した事があるMRも多いと思う。
里見清一というペンネームで多くの著書を出していて、「医者とは」「医療現場の実際は」という視点でどれも面白い本ばかりよ。
過去、國頭先生の本について記事にもしているわ。
MRを目指す新卒学生や若手MRにとっては必読書「医者とはどういう職業か」
ペンネームの里見という苗字は白い巨塔の主人公「里見脩二」から取ったって聞いた事がある。
私は5年くらい前の臨床腫瘍学会で國頭先生の講演を聞いてからずっとファンになっています。
お薦め著書「死にゆく患者(ひと)と、どう話すか」とは
2016年に発売された本だけど、私は3回読み直した本。
國頭先生は日赤医療センターで医師としての仕事に加えて、病院の隣にある日本赤十字看護大学で講師もしているのよ。
この本はその看護大学の一年生の講義「コミュニケーション論」の内容よ。
大学1年生と言えば数ヶ月前まで高校生だった人達でしょ。
この若い学生達「死にゆく患者(ひと)と、どう話すか」考えていく本よ。
癌に罹患しました。
手術も出来ません。
抗がん剤で少しの延命がやっとです。
こんな、患者さんが病院なら大勢いるわよね。
このような患者さんと、どう話したら良いと思いますか?
この本を読めば「症例確認」「候補症例の把握」などの言葉は絶滅すると思う。
オンコロジーMRに関わらず現役MRもしくは、これからMRを目指すMRにも是非読んでもらいたい。
手術も出来ずに、抗がん剤も少しの延命に過ぎない。
まだ死んではいないけど、死にゆく人に何を話したら良いと思いますか?
「頑張ってください!」
何を頑張るの?
頑張ったら何が起きるの?
みなさんだったら、死にゆく人に何を話しますか?
本気でこの事を考えたら「新規症例確認しました!」なんて言葉は発せれないと思う。
製薬会社が気軽に使う「新規症例確認」「候補症例」って死にゆく人が聞いたらどう感じるだろう。
まとめ
5月22日から5夜連続で放送される「白い巨塔」は今から楽しみでしょうがない。
白い巨塔の臨場感の凄さは國頭英夫先生が医療監修しているからこそだと思う。
この國頭先生の著書「死にゆく患者(ひと)と、どう話すか」は是非、全てのMRに読んでもらいたい。
特に、自社医薬品の売り上げ向上しか考えていない製薬会社の中枢の人間達は正座をして拝読するべきだと思う。
癌を罹患して手術も出来ず死にゆく人とあたなはどう話しますか?
一度、本気で考えて欲しい。