みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
先日、日本の大手総合エレクトロニクスメーカーである富士通がグループ全体で5000人規模の社員を配置転換すると表明したわよね。
富士通、配置転換5000人規模 ITサービス注力で (日本経済新聞)
2020年までに今まで働いていた業務内容と異なる部署に配置転換するってやばいわよ。
今まで事務員として内勤をしてきた人が突然、営業に異動ですって厳しくない?
今日は富士通の大規模配置転換から製薬業界の将来まで膨らませて考えていくわね。
富士通の5000人規模の配置転換の内容
富士通は今後2年間でグループ全体5000人規模の配置転換する方針を発表したわよ。
ただの配置転換なら問題ないと思うでしょ。
例えば、営業からマーケティングとか総務から経理みたいに、ある程度、過去の仕事が活かされる業務への異動なら問題ない。
でも富士通の配置転換はかなり厳しいわよ。
人事、総務、経理などの内勤間接部門の社員に対して営業やシステムエンジニアに異動させるんだって。
研修するから良いでしょって会社は言っているけど、相当厳しいでしょ。
40過ぎの内勤畑で生きてきたおっちゃんが、少しの研修を受けただけで営業が通用する訳ないでしょ。
今回の配置転換対象の間接部門は総勢2万人いるんだって、その4分の1にあたる5000人が未経験の営業やSEになる。
会社は絶対に、移動した人たちが通用しないのを理解している。
これは結果としてリストラみたいなもんよ。
①生産性のない内勤社員を削除したい。
②一方的な解雇は法律上出来ない。
③特別退職金を用意して早期退職を募集したら、余計な経費が掛かるし、優秀な社員が辞めちゃう。
④絶対に通用しないだろう部署に配置転換させて自主的に辞めるのを待ちましょう。
そうすれば法律は守られて、特別退職金のような余分な経費は必要無し、生産性のない内勤社員を切り捨てられる!
これで、行こう!って流れよ。
富士通の大規模配置転換のような事は製薬業界にも起こっている
内資系製薬会社だと正社員で内勤職を採用してきたでしょ。
でも今は、内勤は外部委託の派遣社員が主流よね。
だから内勤職で入社したのにも関わらずMRに異動になった社員が多くいた会社を知っているわ。
また外資系でも研究開発職で入社した社員が研究所の閉鎖に伴ってMRに異動になっていた。
不要になった人員はとりあえずMRに異動させられていたわ。
富士通と同様に内勤職から営業に異動する流れと同じよね。
製薬業界が内勤からMRに異動するとMR認定試験という試練があるから、地獄よね。
今まで製薬会社で経理を20年などやっていきた人がいきなり医薬学の勉強をさせられて認定試験を受験して、その後にMRとして営業職になるって絶対に無理でしょ。
製薬会社は、配置転換もあるけどPIPを使って、余計な経費を掛けずに退職に追いやるのも主流よね。
PIP(業務改善命令)に入るMRが悪い?PIPに入れる会社が悪い?
まとめ
富士通が内勤社員の4人に1人の割合(5000人)を営業やSEに配置転換することを発表したわよ。
配置転換と言えば聞こえは良いけど実際はリストラの一環よ。
①生産性のない内勤社員を削除したい。
②一方的な解雇は法律上出来ない。
③特別退職金を用意して早期退職を募集したら、余計な経費が掛かるし、優秀な社員が辞めちゃう。
④絶対に通用しないだろう部署に配置転換させて自主的に辞めるのを待ちましょう。
この流れは製薬業界にも同じよね。
製薬業界はこれにプラスしてPIPがあるからタチが悪い。
スキルがない人が40代に突入して突然、畑違いの仕事をさせられたらキツイわよ。
MRで勉強を必要としない生活習慣病担当をしていて、40代になって突然オンコロジーMRに異動させられてもキツイと思う。
20代、30代のうちにMRとしての専門性を磨いておかないと、富士通のように粗大ゴミ扱いされて突然、畑違いの場所に異動させられるわよ。
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