みなさんこんにちは。
現役オンコロジー（抗がん剤）専門MRのゆってぃーよ。
私はもともと、生活習慣病薬を扱うプライマリー領域のMRだったの。
そこから転職してオンコロジーMRになったの。
プライマリーとオンコロジーの両方を体験している立場からお伝えするわね。
オンコロジーMRを選んだ理由①
プライマリー領域MRは今後、必要なくなると実感したからよ。
生活習慣病薬ってどれを使っても大差が無い事が多いのよ。
MRの薬剤情報提供で処方が決まると言うよりかは、製薬会社や医薬品卸会社との
お付き合いで処方が決まる事が実感として多かったわ。
プライマリー領域担当時代に先生に言われた事
「ゆうま君は私のクリニックの忘年会の司会をしてくれたから薬使うね」
「ゆうま君はいつもゴルフの打ちっぱなしに付き合ってくれるから採用するね」
こんな感じの事がとても多かったわ。
近い将来、このような仕事は無くなると危機感を感じてMRの中でも専門職として
スキルが磨けるオンコロジーになろうと決意したの。
オンコロジーMRを選んだ理由②
プライマリー領域MRでは絶対に勝てないMRがたくさんいたわ。
生活習慣病薬って薬剤のポテンシャルではなくMRのポテンシャルで
処方が決まる事が多かったの。
その中で圧倒的な存在感を示すMRがいたの。
例えばクリニックの忘年会で全裸になって一升瓶の日本酒を一気飲みするMR。
それを見た先生は爆笑しながら「あいつは本当にどうしょうもない奴だな！こいつがいないとイベントが盛り上がらない」って大喜びしたわ。
また、毎月プライベートでDrと遊ぶ為に10万くらい使っているというMRもいたの。
製薬業界の規制が厳しくなって接待が出来なくなったけれども自腹でやるのよね。
薬剤を使ってもらえるのであれば、どこまででも何でもしますって
いうMRがいて私にはそこまでの覚悟も勇気もありませ〜ん。
オンコロジーMRを選んだ理由③
一言でいってしまえば楽だからよ。悪い？
生活習慣病薬ってデータもあまりないし、そもそもデータがあっても
大差がないので先生が興味ないのよ。
そうなると訪問する際に薬剤に関する情報提供以外の趣味の話や
バカな話のネタを考えなきゃいけないの。
私はそれがとても苦痛だったわ。
オンコロジーはまだ解明されていない事が多いし新しいデータが
どんどん出てくるから先生と話すネタに困る事にあまりないの。
オンコロジーは勉強が大変って良く言われますけど、生活習慣病薬を
扱っていた時代にバカな話のネタを考える方が何倍も大変だったわよ。
あとは薬剤の採用が圧倒的に楽。
特に大きな病院では生活習慣病薬なんて大差がないので同系統の
薬剤がすでに発売されている場合は、なかなか採用にならないの。
でも抗がん剤は別。採用のスピードに違いがあっても採用されないなんて事はまず、ないわ。
私は過去3回抗がん剤の新発売に携わりましたが担当施設全て発売2か月以内には採用したわよ。
まとめ
オンコロジーMRは
専門領域担当なのでプライマリーMRよりも価値が高い。
芸者のような営業力よりも薬剤の情報提供が出来る。
特に採用で苦労したことは一度もないわ。
勉強をコツコツしていけば、たいして難しい領域じゃないけど転職市場ではなぜか
価値が高いので年齢の上限や年収が優遇されるケースが多いの。
私はプライマリー領域からオンコロジー領域にいって大正解だったわ。
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