みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
今日は月に1回開催される営業所会議を終日行われました。
営業所会議の在り方について色々と思うところがあるが今日はそこは論点に置いていない。
会議で実施されたテーマ「Web講演会の聴講者数が少ないから、どのようにしたら参加者が増えるか考える。」について書いていきたい。
いい大人たちが、中学生でも分かるような、簡単な議論を真剣な顔をして1時間以上も議論していて、世も末だと感じた。
せっかくコストを掛けてWeb講演会を開催しても聴講者が10人未満
今日の営業所会議で所長から「せっかく大きなコストを掛けてWeb講演会を開催しても参加者が10人にも満たなければ、やる意味がない。」と言ってきた。
どうすれば、参加者が増えるのか全員でディスカッションする時間が設定された。
ここで出てきた話はざっとこんな感じ。
・調剤薬局やターゲット外施設に対しても、郵送で案内をする。
・案内漏れがないようにフォロー表を作る。
・一度案内しただけでは忘れられるので最低3回は同じ医者に案内する。
・全国の他エリアにも案内してもらう。
こんなバカみたいな話を、真剣な顔してみんなで話していた。
みんながバカなのか?
みんながバカなフリしてやり過ごしていたのか?
とても不思議な時間だった。
Web講演会の聴講者が少ないのは開催頻度や内容がニーズに合わないからと考えないのか?
参加者が少ないから、ターゲット外に案内して人数を集めて体裁は整うかもしれないが、何の意味があるのか?
顧客がWeb講演会に参加したいというニーズと、実際のWeb講演会の内容にギャップがあるから参加者が少ないと考えるのが普通ではないか。
本部開催のWebと合わせると1製品あたり月5〜6回は開催されている。
演者対策として選定した、演者・座長で特別な専門性がない。
レギュレーションの厳格化で、演者が思うような講演が出来ない。
こんな状況で、1つの講演会につき3回もMRからリマインドのメールが着たところで余計、聞く気が失せるんじゃないか?
このWeb講演会を聴講すると、どんなメリットがあるのか?
これに対して、しっかりとMRが説明出来ない限り参加者は増えてこないよね。
各製薬会社が日々繰り返すWeb講演会にDrは辟易している。
先日、あるDrにMRから案内されたWeb講演会の案内状を全て見せてもらった。
同一領域のWeb講演会で直近2ヶ月の間で12個の講演会があるそうだ。
うち3つは弊社のWeb講演会だ。
各製薬会社がそれぞれのWeb講演会を開催するのは仕方ないけど、同じ製薬会社が同じ月に何回も開催するのは意味が分からないと言っていた。
もちろん「複数あるから都合が良い会に参加してほしい」という案内であれば良いが、一度参加したのにも関わらず「来週のWebも参加してください。」って本当にメーカー都合の案内でうんざりするとの事。
Web講演会の参加者を増やすためにMRは何が出来るか?という不毛な会議の話のまとめ
役割者対策の演者を立てて、毎週のようにWeb講演会を乱立させて「参加率が悪い」って何を言っているんだろうと思う。
Web講演会の参加率を上げたいのであれば、「しつこく案内する」「ターゲット外にも案内する」などで対応しようなど愚の骨頂だと思う。
こんな下品な運営をしているのと見ると、やっぱり製薬会社は自己利益にしか興味がないんだなと感じる。