みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
現在MRをされているみなさんは、また大学生に戻れたとしたら再びMRという職業を新卒入社で選びますか?
特にMR経験が10年以上あるようなベテランMRさんはどう感じますか?
今日はそんな妄想を勝手にしていこうと思います。
そもそも10年前と現在では製薬会社への入社難易度は大きく異なる。
10年以上前であれば、大手製薬会社の新卒採用人数が100名を超える事も当たり前にあった。
1回の入社で200名、250名なんて事もよく聞いた。
そして新卒だけでなく、中途採用であってもMR経験が無くても普通に入社出来ていた。
それに対して現在は新卒採用人数は、かなり絞られている。
採用の枠が絞られれば当然、倍率が上がっていくので入社する学生のスペックも上がる。
最近、入社してくる新卒MRの学歴や資格、専門スキルを見ると本当にびっくりする。
10年前であれば、4年生大学を卒業していればFラン大学でも普通に入社出来た。
学歴よりもコミニュケーション力の方が重視されていた。
それはコール回数や接待などの人間関係で処方量を増やすSOVという営業手法をとっていたからでしょう。
しかし現在は人間関係から、科学的根拠を持った情報提供というスタイルに変わってきたので、やはり元気だったら良いという訳にはいかない。
現在でも、自分に製薬会社に入社出来るスペックがあるなら間違いなくMRとして製薬会社に入社するだろう。
そもそも、現在のMR入社の難易度からしたら、自分が新卒で入社出来る可能性は限りなく0%に近いと思う。
そんな事を棚に上げて、もし入社出来るスペックがあったとしたら間違いなくMRとして入社すると思う。
今までの自分の生活や、周りの他業種で働いている知人を見てもMRという職業が恵まれているのは確かな事だ。
よくネットで「MRなんてダメだ」「MRなんて将来性がない」みたいなネガティブなコメント見る機会があるが、それは、誰が言っているかををしっかりと見極める必要がある。
客観的に見て、製薬業界の利益率の高さ、法で守られている安心感、生命関連の不可欠な商品を扱う事、顧客が有識者である事、価格交渉、納品がない営業、給料の高さ、福利厚生の充実、適当な労働時間、完全土日休み、有給の取りやすさ・・・
MRのメリットを挙げていったらキリがない。
その中でMRの仕事として求められるレベルが上がってきている。
これに付いていけない人が会社から弾き出される傾向は近年続いている。
この環境自体はシビアだと思うが、適正な環境に整えるためには致し方ないと感じている。
もし大学生に戻れたら新卒でMRに入社するか考える話のまとめ
近年の製薬会社入社難易度は本当に凄いと思う。
私が大学生に戻ったところで、今の難易度で製薬会社に入社出来るとは思えない。
そんな事を棚に上げて、もし入社する事が出来るのであれば、間違いなく再びMRになると思う。
MRの恵まれた環境は、他業界ではそうそう得られないと思う。
確かに現在の製薬業界を取り巻く環境は過渡期だとも感じる。
しかし、それは今までの負の遺産(人間関係だけの営業)から脱却する為に必要な事だ。
この環境変化に対応出来ていない人達がMRを否定するようなコメントをあげるが、それはMRという職業がダメなのではなく、その人のスキルが乏しく仕事に付いていけない事がダメなんだ。
MRという職業はしっかりと生き残れる努力が出来る人にとってはいつの時代にとっても恵まれた職業だと思う。
だから私は過去に戻ってもMRという職業を選択するだろう。