みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
この製薬業界は転職が活発に行われているでしょう。
私も実際、複数の転職を業界内で繰り返している。
もはや新卒叩き上げが評価されるような時代ではないので、活躍できる環境は自分で切り広げる。
その1つの選択肢として転職が当たり前にある。
そして転職以外にもこの業界の大きな特徴は「業界の狭さ」。
噂はすぐに広まるし、他社に元同僚や上司などが多数存在している。
今日はこの「活発な転職」と「業界の狭さ」から、自意識高めMRの転職失敗が見えてきたので紹介していきます。
いつも周りを批判して自分の価値の高さをアピールしていたMRくん
自意識高めMR(仮名:笹野くん)の話。
笹野くんはいつも、他人を批判している。
「あいつはダメだ。」
「あいつに大学担当は早い。」
「なんなんじゃ売れない。」
このような話を周りにいつも言っていて耳障りで仕方なかった。
笹野くんは他MRを批判して、自分はそのMRよりも上である事を誇示しているんだと思う。
そして人だけでなく会社もいつも批判していた。
「あの会社は将来性がない。」
「うちもこのままでは未来は明るくない。」
「あんな会社に転職するなんてもったいない。」
などなど
自分は企業分析が出来て製薬会社の紹介が見えている評論家のように豪語していた。
笹野くんのような、自分の周りを否定して自分の立ち位置を確立したがるMRが案外多い。
他人を批判するのであれば、自分が常に高い評価を外から受けていなければならない。
「俺は優秀だ!」と言っても第三者から全く評価されていなければ惨めな話だ。
元上司から電話がかかってきた。「笹野さんって知ってるか?」
私自身も転職を繰り返しているし、私の周りも積極的に転職をしている。
となると様々な会社に知り合いがいることになる。
前の会社で私の上司だった人から久々に電話がかかってきた。
「久しぶりだな。お前の会社に笹野さんっているんだけど知ってるか?」
「今、うちの会社に応募してきて書類通過したから次に面接なんだよ。」
小一時間の面接だけでは分からない部分が多いから、どんな人か知りたくて電話したとの事。
私は笹野くんの人間性や仕事ぶりはある程度、把握していたけど元上司には言わなかった。
転職って人生のターニングポイントになるので、たいして興味もない笹野くんの人生において私の発言が影響したら嫌と感じたから。
でも、こんな感じで転職活動の情報などは水面界で回ってくるのが現実だと言う事も忘れてはならない。
俺は優秀なMRと言わんばかりに他MRを批判し続けた笹野くんは面接で不合格になった。
結局、私は笹野くんの事は、元上司には何も言わなかった。
しかし、違うMRから笹野くんの評判をその元上司は聞いていた。
もちろん、面接も実施したので、第三者のリークで不合格になったわけではない。
あくまでも参考情報だったでしょう。
面接を受けて、縁なく不採用。
ここまでは良くある話だと思う。
笹野くん情報をリークした他MRが、笹野くんが転職活動して不採用だった事を周りのMRに言いふらしていたのだ。
いつも偉そうに他MRを批判していた笹野くんが許せなかったのかもしれない。
しかし、やっている事は同じだと思った。
偉そうに会社批判や他MR批判をしていたMRがひっそり転職面接で不合格した話のまとめ
色々と取り止めのない話を書いてしまった。
ポイントを羅列するとこのようになる。
・他人を否定して自分の立ち位置を確立していたMRがひっそり転職面接に不採用になった。
・製薬業界は狭いので情報がすぐに回る。
・意外と採用企業に知人がいると、応募者がそんな人か聞かれる。
・いつも攻撃ばかりしているMRは他MRから反撃を受ける。