みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
MRを評価する指標として1番わかりやすいのは数字。
訪問数、説明会実施回数、Web面談数、販売金額、実績シェア、前年同月比などなど。
数字に表せる事柄が最も評価されやすい。
しかしながら何度が書いているが数字が良いと言うのはMRの実力だけでは成立しない。
営業成績は「担当施設運」×「タイミング」×「MRスキル」で構成されるが他責ばかりではダメな話
いずれにしろ、数字が良い時はチャンスである事は間違いない。
このチャンスに自分の希望するキャリアやポストを上手に交渉してステップアップしていくのがサラリーマンとしては大切な事だ。
実際、私も管理職MRになった時は、ある大学病院と基幹病院でタイミングよく数字を叩き出してその波に上手に乗る事が出来た。
今日は、せっかく数字が良いチャンスの時に立ち振る舞いを間違えて波に乗り損ねたMRの話を紹介していきます。
数字が良い事を自分の実力だけと勘違いしてはならない。
数字は運とタイミングとスキルで構成されている話は紹介している。
更に言えば瞬間風速であればMRのスキルなんて関係なく実績を上げる事も可能だ。
数字が良い時の正しい立ち振る舞いは、事後解析であっても後付けであっても数字が上がった理由を本当っぽく説明出来る事。
自分の数字が上がったのは下記のような要因があります。
・正確なターゲッティングが出来ていた。
・影響力のあるDrの攻略からの波及効果が得られた。
・症例ベースの活動が出来たのが実績に繋がった。
などなど
こんなみんながやっている当たり前の事で良い。
会社が言う当たり前の事をしっかりやったら実績が上がったと言えば、それで100点なんですよ。
数字が良い時に1番やってはいけない事は、偉そうな態度を取ったり、数字が悪い人を攻撃したりする事。
MRはチームで仕事を共有しながら進めていくので、このような行動を取るMRがいるとチームの輪や雰囲気が著しく低下する。
数字の良さを勘違いして偉そうな態度を取っていたMRが異動になった。
このMRは会議に度に偉そうな態度を取って周りのMRに攻撃していた。
数字が悪いって事は働いていないと一緒。
数字が悪いのに何でこれしかやっていないのか?
数字が悪いのは勉強していない証拠。
などなど
これこそ数字が悪い事に対して後付けのような理由を付けて攻撃しまくるMR。
数字が悪いのは働いてない証拠という抽象的な表現で攻撃してくると、ただただ場の空気が悪くなり前向きな気持ちが全て削がれていく。
こんな事が続いていた時に、このMRが異動になった。
転勤先は寒い地域の有名施設もない新人MRが担当していたエリア。
普通の人事で考えると考えられない異動。
今のエリアで成功したMRであれば次は、より大きな市場担当や管理職、本社などのステップアップが通常。
しかし新人MRの後任として地方の小さなエリア担当で異動した。
その後、所長とこの人事について話したら数字の良さとは裏腹に、このMRが全く評価されていなかった事を知った。
この異動をしたのは、このMRが勘違いしたまま進むと将来怪我をするからとの事。
「数字が良い俺は偉いんだ!」と勘違いしたままキャリアを積んでいくと取り返しが付かなくなってしまうので、そうならないようにした親心を言っていた。
更に言うと、組織の輪を乱す行動が多かったので今のチームに置いておけないのも理由の1つとの事。
このMRはせっかく数字が良いと言うチャンスだったのに立ち振る舞い方を間違えて波に乗り損ねた。
そして異動して半年経過するが数字は壊滅的に悪いままで発言権まで奪われてかなり肩身の狭い生活をしているらしい。
せっかく数字が良くてチャンスなのに協調性がなく波に乗り損ねたMRを紹介する話のまとめ
MRだけでなくサラリーマン全般、運は大切だと思う。
しかし運だけではダメだ。
サラリーマンがキャリア形成していくのであれば協調性やタイミングを正しく判断する嗅覚も大切になる。
今回のケースでは数字が良いところまでは良かったが、その後の立ち振る舞いを完全に間違えていた。
協調性の欠ける対応をして組織の輪を乱し他人を攻撃すると言う暴挙に出た。
これでは評価されないでしょう。
事実、異動して半年経つが未だに下位3割から脱出できていないし肩身の狭い生活をしているしい。
数字が良いはチャンスだからこと、立ち振る舞いを間違えてはならない。