みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
COVID-19はまだまだ余談を許さない状況ですよね。
7月からは第二波が起こっていると考えるのが妥当と思えるような感染者数ですよね。
4月5月には全国で緊急事態宣言が発令されて全日本国民が「STAY HOME」を強いられた。
その緊急事態宣言下に沖縄旅行に行ったMRがいたんですよ。
とても不謹慎だし、医療機関に出入りするMRという自覚が全くない。
非難されて当然の行動だと思うけど、これについて感じた事があったので今日はそれについて書いていきますね。
緊急事態宣言下に旅行に行ったMRを社内コンプラに匿名通報した人がいる。
緊急事態宣言中は外食、外出、旅行などは全国民が謹んでいた。
その中で沖縄旅行に行くMRは不謹慎だと思う。
その不謹慎な行動について社内のコンプライアンス部に匿名通報した事例が起こった。
誤った行動をとったMRに対して指摘をした行為。
一見、間違ってはいないけど、そのMRに対して直接指摘をするわけでもなく、そのMRの上司に報告するわけでもなく、匿名で本社に通報した。
今現在も誰からの通報か分かっていない。
こんな匿名の内部告発がかなり多いと本社の社員から聞いた。
・説明会時に廃棄すべき弁当をそのまま提供した。
・顧客と自腹で会食やゴルフに興じている。
このような通報が必ず毎月、匿名で届くらしい。
なので今回の緊急事態宣言下で旅行に行ったMRの通報もある程度、想定出来たとの事。
匿名で社内コンプラになぜ通報するのか?
間違った事を正す行為は間違っていない。
しかし、なぜ匿名でいきなり本社のコンプラに通報するのか?
本当に間違った行動を正したいと思うなら、匿名でいきなり本社に通報するよりも前にするべき事があると思う。
このように匿名通報などをする人が増えれば世の中が良くなるのか?
この人たちの行動は「正義の味方」なのか?
正しい事であれば、徹底的に追求して相手を潰して良い訳でない。
色々と調べると、このような行動を取る人達は世の中を良くしたいと言う訳ではなく、自分の快楽の為にしていると言う事がわかった。
非がある人を許せない人は「正義中毒」に侵されている。
非がある人を正しい道に戻す行為は何も悪くない。
しかし、非がある人を見えない場所から徹底的に非難したり潰しにかかる行為は正義ではない。
このような行為を脳科学者の中野信子さんは「正義中毒」と定義している。
この行為は世の中を良くしたい行動ではなく、非がある人を徹底的に非難すると脳の快楽中枢が刺激されてドーパミンが放出されて気持ち良くなると言っている。
これは匿名通報だけではないと思う。
会議など、みんながいる前で特定の人を必要以上に吊し上げる行為を目の当たりにするけど、吊し上げをしている人の表情を見ると陶酔しているというか、気持ち良さそうになっている。
このように必要以上に追求したり、過剰に反応する行為は「良くしたい」訳でなく「正義中毒」に侵されて自分が気持ち良くなりたくてしている行動らしい。
緊急事態宣言中に旅行に行ったMRを社内コンプラに匿名通報した事例についてのまとめ
正義を盾に、必要以上に相手を潰しにかかるケースをみる事がある。
これは正義感が強い人の行動ではない。
相手を潰しにかかるとドーパミンが放出されて気持ち良くなる「正義中毒」という中毒症状。
皆さんの周りにもいませんか?
正義中毒に侵されて相手を攻撃して気持ち良くなっているMR。
正義中毒について詳しく知りたい人は中野信子さんの本をお勧めする。