みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
新型コロナの感染拡大に伴って学会のみならず製薬会社主催の講演会の軒並み中止になっていますよね。
年内はLIVEの講演会は実施せずにWeb講演会が中心になっていくのではないかと推測します。
講演会が無いという事は夜の時間が拘束されずにQOLが高いんだけど、講演会で最新の話を聞く機会も減るし出張が少ない寂しさもあると感じます。
今日は私の昨年の講演会アテンドと今年の講演会の違いなどについて解説していきますね。
全国各地で講演するDrってどんなDrですか?
KOL(Key Opinion Leader)と言われるDrを担当していると全国各地で開催される講演会の演者に呼ばれる事がある。
KOLはその疾患の専門家である事は当然で、ガイドラインを作成したり国際学会で発表するなどの影響力のあるDr。
要はDrが参考にするDrのような位置づけ。
超専門家である事は当然で、それに加えてDrの治療方針が自社医薬品のプロモーション戦略とマッチして、講演が上手く一般参加の先生達から評判が多いDrがKOLになる。
KOLDrの治療方針が自社医薬品のプロモーション戦略とマッチしているケースでは全国の講演会での演者依頼が殺到する。
ちなみに私はこのKOLと言われるDr2名担当している。
実際に2019年では30件の演者随行を実施したわ。
2019年に随行した県と2020年に随行した県を比較してみる。
昨年(2019年)には年間30回の演者随行で全国を飛び回りました。
同じ県に複数回、訪問するケースもあるので30県を訪問した訳じゃ無いけど、訪問した県はこんな感じ。
宮城県、岩手県、茨城県、群馬県、埼玉県、東京都、神奈川県、静岡県、長野県、福井県、石川県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、高知県、愛媛県、香川県、福岡県、熊本県、鹿児島県
こう振り返ると昨年は東北が少なく日本の西側が多かったね。
訪れた都道府県の数は22県。
マイルが良く貯まったわ。
そして今年(2020年)の演者随行した回数は3件。
訪れた県は東京都、大阪府、静岡県のみ。
2月後半以降は講演会が相次いでキャンセルになったので1月と2月上旬に随行しただけだから少ない。
演者随行で飛び回るのは体力的には辛いけど全国の街並みが見れるのは新鮮。
演者随行で全国に出張しても旅行ではない。
夕方に現地について、夜に講演会、そして情報交換会までフォローして最終的に仕事が終わるのが22時すぎ。
そこから立食の残り物を現地のMRと食べてホテルに戻る。
翌日はアテンドしているDrの診療への影響が最小限になるように朝6時くらいに待ち合わせて始発移動。
これが典型的な演者随行のタイムスケジュール。
稀に仕事が全て終わった後に飲みに連れて行ってくれるケースもあるけど、翌朝の待ち合わせ時間を考えると、ありがたい反面、それはそれで辛い。
私は22時すぎに全ての仕事が終わった後に、現地の街並みを散歩をするのが好きです。
その県の街並みや空気感、開発具合などを見るのが楽しい。
私は管理職MRなので時間外手当などは無いし、夜遅く翌日朝が早い仕事は辛いけれど全国各地の街並みを見れる事は純粋に新鮮な気持ちになって楽しい。
演者随行は体力的には辛いけど、出張の楽しさや最新の講演が聞けて勉強になり担当Drと親密になれるメリットもある。
何度も最新の講演内容を聴講してると自然と頭にも入っていく。
全国の街並みを見れる楽しさの他に演者随行をするメリットは最新の学術知識が頭に入っていく事。
だいたい月に2〜3回の講演を聴く生活を1年続けていれば最新の学術知識が自ずと身についていく。
逆を言えば身について行かなければKOLDrと会話にならない。
自分で調べなくとも最新の文献や発表内容を聴講出来るメリットは大きい。
そしてKOLと言われるDrは診療、研究、論文、講演と様々な仕事を日々こなしているので日々猛烈に忙しい。
通常のMR活動時には中々、ゆっくりプライベートな話を聴く機会もない。
しかし随行中は時間がめちゃくちゃあるので、自然とプライベートな話になる。
今までは医学者としての側面しか見えなかったけど、家庭の話やプライベートな話を聞くと意外な側面が見れてそれはそれで楽しい。
新型コロナの影響で講演会が中止になり全国各地への演者随行が無くなって少しつまらない話のまとめ
新型コロナの影響で年内のLIVE講演会実施は厳しいのでは無いかと考えれている。
講演会が無くなれば、夜の仕事が無くなるので自由な時間が増えてQOLは上がる。
しかし、演者随行で全国各地に訪問できるのは楽しさもある。
各地の街並みや開発度というか都会度を勝手に比較したり、綺麗な街なら今後プライベートで訪れてみようと感じる事もある。
そして演者随行をすれば、最新の学術知識が身につくし、日々忙しいKOLとも仲良くなれる。
私は演者随行という仕事は結構好きな仕事です。
逆に大変な事も結構あるから次回は演者随行の辛さをテーマに記事にしていきますね。