みなさんこんにちは。
現役オンコロジー(抗がん剤)専門MRのゆってぃーよ。
今日は過去10年を振り返って今後の10年を考えてみようと思うの。
私がMRになった12年〜13年前と今は製薬業界の景色はかなり変わったわ。
10年前からMR不要論は言われていた。
今はMR不要の議論は積極的にされているけど、それは今に始まった事じゃないわ。
10年以上前からMR不要論は言われていたのよ。
特にMR認定資格について議論がされていて、当時は領域制の専門MR認定資格が出来ると噂されていたわ。
その現場を踏まえてかどうかは不明だけど、その頃から各社領域制を導入していったわよね。
MRの専門性は今後の10年は更に加速していくでしょうね。
プライマリー領域の開業医しか経験のないMRなんか本当に不必要になるわね。
だって今は医薬品卸の営業(MS)でもMR認定資格を保有している人が増えているんだから。
MSであれば医薬品の納入価格を決める事も出来るし、医薬品の配達も出来るんだから、そのMSがMR認定資格の知識があれば開業医と所にはMRは不要よね。
インターネットからの情報収集も今は当たり前だし、M3.COMみたいな医薬の情報サイトもかなり充実しているもんね。
ネットから情報を得られるならDrが必要なものだけを好きな時間に入手出来るわけだしMRって邪魔よね。
10年前は後発品はほとんど使われていなかった。
2005年時は30%くらいの後発品比率が2017年現在は約70%、2020年までには80%にするって表明しているわよね。
このトレンドを見ても新薬が出てこない製薬会社は今後は淘汰されている事が明らかよね。
今は新薬メーカーと認知されていても、きっと10年後には後発品メーカーに変身している企業も出てくるわよね。
10年前には日本化薬や持田製薬なんかは新薬メーカーの認識だったけど私の中では、これらの企業はゾロ(後発品)メーカーよ。
10年前の入社したい超人気企業
私がMRになったばかりの12年〜13年前に圧倒的に人気があってイケイケの企業はノバルティスだったわ。
ARBのディオバンが出すデータ出すデータめちゃくちゃ良くて、もの凄い勢いで売り上げを伸ばして言ったわ。
そして、当時はマイナー領域であったオンコロジーもグリベックなどがあって、もの凄く売り上げを伸ばしていたわ。
ノバルティスに入社出来たら人生安泰と考えられていたわ。
当時の会社の支店長が息子をノバルティスに入社させたって自慢していたわ。
今はどう?
ディオバン事件からイメージがた落ちでしょ。
私の周りに元ノバルティスで転職してきましたってMR20人くらい知っているわ。
今、勢いがあっても製品のラインナップ、企業の倫理観などしっかり見極めないと将来大変かもね。
10年前の花形領域は循環器
10年前に優秀なMRはみんな循環器領域MRになっていたわ。
当時はARB(降圧剤)、スタチン(高脂血症)の薬剤などがバカみたいに売り上げを伸ばしていたわよね。
1剤で1000億円を売り上げるなんてザラだったもんね。
でも今は循環器領域MRなんて一番のリストラ対象領域よね。
今後は専門領域(オンコロジーや抗体薬)を専門施設(大学やがんセンター)で担当出来るMR以外は淘汰されていくでしょうね。
まとめ
たった10年でかなり景色が変わってきたわ。
この10年危機感持たず、のらりくらりしてきたプライマリーMRは今後の10年以内に確実に排除されていくわよ。
未だに開業医しか担当したことのないMR、未だに大学病院などの拠点病院を担当したことのないMR、あなたたちは近い将来ゴミ扱いされるわよ。
今のうちに将来に備えてキャリアアップしていかなければ幸せはないわ。
社内でキャリアアップが期待できないなら転職よ。