ブラック製薬会社

グラクソの売上至上主義復活を聞いて、いかにもグラクソらしいと感心した話

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みなさん、こんにちは。

現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。

グラクソが国内で2015年からMRの売り上げ目標撤廃していたわよね。

それね、やっぱり止めるんだって。

グラクソらしいわよね。

今日はこの事について書いていきますね。




グラクソは2015年からMRの販売目標や売上シェアを評価から外した。

これは業界内では有名なお話しよね。

MRと言っても所詮は薬屋の営業。

売上が高い人が良い評価を受けるのが当然の世界でしょう。

しかし売上が高いだけが医療貢献ではない。

綺麗事としては各社、理解はしているものの実際に行動に起こしている企業はあまりない。

その中で大手のグラクソスミスクラインが販売目標やシェアをMRの評価から撤廃するという表明は当時、称賛を浴びた。

でもね、現場はそんな事全くなかったらしいよ。

グラクソMRに聞いても、確かに販売目標は撤廃されて行動ベースの評価体系になったけど行動ベースの評価自体が売り上げに直結する内容になっているから当然数字の追求もあったし何も変わらなかったと言っていた。

更に決算月は数字の詰めを当たり前に強要されていたのでタチが悪い。

世間には「売上やシェアには拘らずMRとして正しい行動を評価する」と表明。

社員には「数字に直結する行動目標を設定させて、決算月に数字の詰めを強要」

ここにギャップと言えば聞こえが良いけど正確には嘘がある。

数字に拘らないと言いながら、数字の詰めを強要したり嘘を続けているのに会社としても限界を感じていたのでしょう。

2020年グラクソはMR評価に売り上げを撤廃した事を撤廃して売上至上主義を表明

売上目標を撤廃すると表明した2015年に当時の社長がインタビューでこんな事を言っていた。

「GSKのMRはストリートファイター系ではく、非常に高い見識と専門性を既に持っており、医師とのリレーションを構築している。」

だから売上目標や販売シェアなどという物を必要ないのだって言っていた。

要は販売目標をもって日々MRをしている奴らはストリートファイターで医者にとっての医療パートナーではないとバッサリ切り捨てていた。

でもね5年で撤回。

「やっぱり売り上げが良い人に高い報酬を払います」だって。

グラクソの薬よりも効果が良く、ガイドライン等でも推奨されている薬剤を使わせず、グラクソの薬が使われればMRとして評価して高い報酬を払うシステムに戻します。

販売目標をもってMR活動をしている人達をストリートファイター系と蔑む表現をしていたのにね。

今回の改定について会社は今のところノーコメント。

当時の社長であるフィリップ・フォシェさんは既に退職済み。

いかにもグラクソスミスクラインらしい。




「ついでに講演謝礼支払わないって言っていたけど、それも止めるわ」だって

売上目標撤廃と同時期に表明した事がある。

「講演謝礼は払いません」

講演会を開催して演者に講演謝礼を支払うという事は「自社製品への処方を誘導するための対価ではないかとの疑念を一般社会から持たれる可能性がある」

とても立派な考えだし、行動に移す事も素晴らしい。

でもやっぱり止めるんだって。

ちなみに、これについても会社はノーコメント。

講演謝礼は処方誘導のリスクと解釈して支払いを止めたのに、何のコメントもしないまま再開するって事は講演謝礼で処方誘導したいと取られても仕方ない。

グラクソの迷走はそれだけではない。オンコロジー売却、ジャパンワクチンの解散。

GSKは2015年にオンコロジー事業をノバルティスに売却したわよね。

これに伴って会社を去った人間や引っ越しを強いられたMRは多いと思う。

でもグラクソはやっぱりオンコロジーが良いって言い出した。

詳しくはこちらから

GSK、がんを屋台骨に  研開費の半分を集中、“次の呼吸器”へ日刊薬業

オンコロジーは不要といって売り払ったのに、わずか数年でオンコロジーは屋台骨だって。

完全なるメンヘラだと思う。

更に2012年に第一三共とGSKで合弁会社ジャパンワクチンを設立して、わずか6年で解散。

これについては過去記事にしているので、そちらで確認してみてね。

ジャパンワクチンは解散してMRは出向元の第一三共とGSKに帰る話

会社をたった6年で潰してしまうという大失態を犯した責任は誰にあるのか?

ちなみにジャパンワクチンを設立した時のGSKワクチン社長はクリストフ・ウェバー(現武田薬品社長)さん。

ウェバーさんからしたら、ジャパンワクチンが潰れても既に退職しているから経営責任を問われる事もなく完全に無傷。

グラクソの売上至上主義復活を聞いて、いかにもグラクソらしいと感心した話のまとめ

2015年にグラクソは売上目標を持っているMRはストリートファイター系と揶揄する表現をしてGSKMRから売上目標を撤廃した。

でも売上目標の撤廃を撤廃して売上至上主義を復活させるんだって。

ほとんどの製薬会社がMRに売上目標や販売シェアを持たせて働かせていたので他社と同じようになっただけとは、いかないよ。

だって当時のGSKは売上目標を持った製薬会社やMRをディスっていたんだから。

講演謝礼も同じよね。

講演謝礼を払う事は処方誘導にとられかねないと言いながら、やっぱり講演謝礼を払う事にしたんだから。

オンコロジーの売却やジャパンワクチンの解散。

全くもってセンスがない。

これらの事に振り回されているGSKMRが1番の被害者だし、これらの経営判断に誰が責任を取ったのだろうか?

だれも責任を取らないから、いかにもグラクソらしいと言われるのでしょう。



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