みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
MRの最大の弱点と言って良いポイント「転勤」。
特に結婚や子育てを考えた時には、希望したエリアに一定期間以上の勤務を望む事が多いと思う。
今日は結婚して2年で奥さんの転勤によって別居が開始されたMR夫婦について書いていきますね。
同じエリアを回っている他社MRと出会いめでたく2年前に結婚しました。
MR同士の夫婦はこんな感じ。
夫
氏名:吉田さん(仮名)
年齢 36歳
会社 大手国内製薬会社
勤務地 首都圏の大学病院
妻
氏名 陽子さん(仮名)
年齢 34歳
会社 大手外資製薬会社
勤務地 首都圏の大学病院
出会いは病院で。
お互いに結婚適齢期という事もあり交際して10ヶ月後には結婚しました。
結婚当時の夫婦の年齢は夫34歳、妻32歳。
幸いにも夫婦で薬剤の競合する事もなく、同じ病院を回っている夫婦MRと言う話題性もあり楽しく仕事が出来ていたみたい。
妻の所長昇進に伴い地方エリアに転勤事例が出た。
結婚して2年、妻の陽子さんに所長昇進の話が出て地方転勤の打診がありました。
陽子さんは所長昇進には大きなやりがいを感じて受けたい気持ちはあったけれども、地方勤務に難色を示した。
今の勤務エリアで所長になる事を希望したんだけと、元々働いていたエリアが競争激しい首都圏なので新任所長は担当できないとの事で却下。
新幹線も停まらない、かなりの僻地での赴任を命じられた。
この会社は優しくて内示の前に打診があり、所長昇進を断り今のエリアでのMR続ける事と可能と言われていた。
そして色々と悩んだ挙句、このMR夫婦が出した答えは、妻の所長昇進を引き受けて別居を決めた。
妻のキャリアが形成されても旦那が付いていける環境は整ってない。
製薬会社には色々な制度がある。
配偶者の転勤について行ける制度は吉田さんの会社にもあるらしい。
配偶者の転勤に伴い、申請をすれば1年以内にそのエリアに異動出来る制度。
結局は吉田さんはこの制度は使わなかった。
理由は異動が最優先で担当施設や領域は選べない事がネックだから。
現在、吉田さんが担当している首都圏の大学担当から地方の開業医担当になってしまえば自分のキャリア形成が見えなくなると判断したらしいわ。
MRであっても結婚や仕事の価値観は人それぞれ
せっかく結婚したのに2年で別居。
子供が欲しいと言ってた夫婦なのに。
何の為に働くのか。
プライベートを殺して仕事を優先する意味が分からない。
旦那が会社を辞めて嫁に付いて行き現地で仕事を探せば良い。
この夫婦を知る人達が言っていた陰口。
言ってる意味は分かるし多くの人が抱く気持ちかもしれない。
でも大きなお世話だと思う。
他人に迷惑を掛けている訳でもなく夫婦で決めた事なのだから応援してあげれば良い。
MR同士の新婚夫婦が女性の転勤で別居を開始した話のまとめ
最近は各社が躍起になって女性管理職を増やそうとしている。
このMR夫婦も年下妻が所長になった。
それはキャリアを望む人にとっては、おめでたい事だと思う。
しかし旦那36歳と妻34歳の夫婦が転勤を伴い別居しなければならないのは些か寂しい気がする。
寂しい気がする事自体が偏見で偏った価値観の押し付けなのかもしれない。
当事者の夫婦が、それで良いと判断したのであれば誰も批判は出来ない。
でも、この夫婦に子供がいたら、どうしていたのだろう?
子供もいない、このタイミングなら良いだろうと判断されて会社のモデルケースにさせたらていたのであれば、それはそれで悲しくなる。
いずれにしろ唯一の救いは、選択しなかった方の人生を知る事が出来ない事だと思う。