みなさんこんにちは。
現役オンコロジー（抗がん剤）専門MRのゆってぃーよ。
最近、私の周りには意識のお高いMRが本当に多くてうんざりしてるの。
みんなの周りにもこんな感じのイタイMRっていない？
患者さんに薬剤をお届けできて幸せです
新規採用された時に意識高い系MRが「患者さんに薬剤をお届けできて幸せです」って社内共有メールで超大げさにアピールしていて気持ち悪かったわ。
そういう奴に限って、本当に患者さんのことなんて考えてなくて、「患者さんの為に」っていう言葉をただ単純に使って、自分の営業成績のアピールをしているのよ。
本当にその患者さんにとって、その薬剤を使う事が唯一の幸せまでしっかり考えられているのかしら？
そういうMRに限って自社製品が効果がなくなって、次の抗がん剤の変わったタイミングでその患者さんのフォローを遮断するのよね。
本当に「患者さんの為に」って言う綺麗事を大げさに伝えるのであれば自社医薬品の効果がなくなって次の薬剤に変薬してもフォローし続けれあげなきゃダメでしょ。
オンコロジーMRは医療コンサルタントだと思っています。
真面目な顔して会議中に「私は医療コンサルタントです」って言っている気持ち悪い奴もいたわ。
そういう奴に限って、社内の知識確認テストの点数が低かったりするのよ。
コンサルタントしたいなら、まずは自社製品の知識くらい身に付けておかなきゃダメよ。
そして「コンサルタント」したいのであれば薬剤の知識だけじゃなくて「疾患、診断、治療」について医者と同レベルまで知識を付けないと話にならないでしょ。
そういう奴に限って、自社品の断片的な情報だけを身につけて偉そうに話しているのよね。
もしコンサルタントレベルまで知識を高めた上で「自社製品を使うべき」という結論になるのなら、MRが何もしなくても勝手に使われるわよ。
医者が勝手に使う量で販売目標が達成出来るのであれば、MRはいらないわよね。
ガイドラインにも載っていないような患者群に提案したり、平均寿命を変えた超高齢者などに使ってもらわないと販売目標は達成できないでしょ。
製薬会社のマインドコントロールの弊害
製薬会社の研修で自社製品を使うと幸せになれて、他社製品を使うと不幸になるって洗脳されるわよね。
他社製品を使うと副作用で「痺れてしまって、髪の毛が抜けてしまって不幸な生活が待っている」みたいな研修を当たり前にするのよ。
自社製品が「吐き気が強くて、感染症のリスクが高まる」という事実を、あくまでも試験結果の数値だけ伝えて「副作用の報告はあるけれでもコントロール可能でした」みたいな言い方をして逃げるのよ。
会社は「患者さんの為に」って言葉を連呼するけど実際は「自社の利益の為に」っていうのがあからさまよね。
まとめ
最近、本当に意識高い系のMRが増えてうんざりしているの。
「患者さんの為に」って言葉を使えば良いって思っているわ。
今の抗がん剤って1ヶ月の薬剤費で100万円を超えるなんて当たり前にあるわ。
例え高額療養費制度で支払額に上限が設定されるとしても実際は抗がん剤治療で家計破綻している患者が増えているのよ。
本当に「患者さんの為に」って言うのであれば、癌患者とその家族の生活まで真剣に考えてあげてね。
例え余命が２ヶ月伸びても治療費が３倍になるのであれば、患者さんによっては安い治療を選択する事が幸せって人もいるでしょ。
意識高いMRに限って実績だけを見て「自分の利益」を「患者さんの為に」って言葉に置き換えて話しているから気持ち悪いのよ。
