みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
MR減少時代、MR不要説いろいろと騒がれているわよね。
製薬会社も着実に早期退職を実施して、新卒採用の枠を絞って必死でMR数を減少させている。
大正製薬の早期退職は948人か〜辞めた人はどこ行くんだろう??
18年度、新卒MRの採用人数で今の経営状態が分かる件
MRよりも遥かに存在意義が疑問視されているMS(医薬品卸の営業)も着実に減少していっているから、今日はそれについて書いて行くわね。
00年に比べて18年は全MSの40%減少しているのはご存知?
日本医薬品卸売業連合会が18年6月時点のMS数を発表しているわよ。
過去20年間MS数は着実に減少していって18年6月時点のMS数は1万6612人と過去最少を更新している。
2000年のMS数が2万8750人のに対して2018年のMS数1万6612人と42%減少している。
MRも減少していると言われているけど、2013年のピーク時約6万5700人に対して今はまだ約3000人程度(▲5%)の減少で留まっている。
それに比べてMS数はピーク時に比べて42%減少しているってかなり厳しい現状よね。
今の事業体系を考えればMSってMR以上に不要でしょ。
昔は院内の薬剤棚をMSが確認して少なくなっている薬剤を補充したり、月末に集金したりと昔ながらの仕事がしっかりとあったけど、今の時代はそのような業務はほぼ無いわよね。
そう考えるとMSの存在意義って何なんだろうね。
品質を維持した状態で、迅速に薬剤をお届けするのであれば、クロネコヤマトのクール宅急便とさほど差がないと思う。
クロネコヤマトも配達もかなり高品質でしょう。
時間の指定が出来たり、冷蔵・冷凍もしっかりと対応している。
そのような意味では薬品の配送であればMSでなくても十分よね。
事実、何の知識も無いパートのおばちゃんが軽自動車で薬剤を配達している光景を良く見る。
そのような意味ではMRが不要で減少していくよりも、遥かに早くMSは存在しなくなると思うわ。
メディセオの全MSの10%が配送担当に配置転換だって
メディセオって言ったら日本最大の医薬品卸会社でしょ。
そのメディセオの全MS 3200人のうち約10%の300人がMSから配送担当に配置転換するって発表したわよ。
この配置転換はどうなんだろう?
詳細は開示されていないけど、MSからパートのおばちゃんでも出来る配送担当に異動となれば給料体系は絶対に改悪になるでしょう。
この10%の配送担当に異動するMSは「MR認定資格」を保有していないMSがターゲッティングされているんだって。
メディセオはMR認定試験に製薬会社以外の人も受験できるように改定された頃から積極的にMSに「MR認定資格」を取らせていたわよね。
MR認定資格をもったMSをAR呼んで価値を高めていった。
このメディセオの時代の流れにしっかりと乗って、勉強に励んでMR認定資格を取ったMSは、そのままMS業務が出来て、資格を持っていないMSは配送担当に異動。
これが現実なのよね。
まとめ
MR減少は大々的に騒がれているけど、それよりも遥かに早いスピードでMSの人数が減少していっている。
MS数はピーク時に比べれば42%も少なくなっているのよ。
さらに日本最大の医薬品卸会社のメディセオが全MRの約10%にあたり300人をMSから配送担当に配置転換することを発表したわよ。
配送担当になるMSは全員、AR(MR認定資格保持MS)じゃない、ただのMSなんだって。
会社がMR認定資格をMSに持たせるという方針に対応出来なかったMSが配送担当にある意味、左遷された。
これが、現実よ。
MRの世界でも同じような事が必ず起こるわ。
基幹病院未経験、大学病院未経験、専門領域未経験、基幹病院で新薬採用未経験、これらのMRは1番初めに排除される。
もし、このブログを読んでいるMRさんで生活習慣病薬を開業医でしか担当した事ない人がいたら本当にヤバいわよ。
メディセオのMSから配送担当に配置転換みたいに、事態が起こってから焦っても遅い。
将来、起こりうるリスクに対して、事前に行動出来る人が起き残る世界だから覚えといてね。
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