みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
今日の営業所Web会議でアホなMRとアホなMRが物凄く低レベルな言い争いをしていて感じる事がありました。
今日はその事について書いていきますね。
熱意と感情的を履き違えて議論するMRが多すぎると思う。
私はあまり感情論は好まない。
しかし避けて通りたい事や、しんどい環境下で仕事を進める時には「気合・根性」が必要なのも確かだと思う。
そのような意味では仕事を進める時には熱意や情熱を持つ事はプラスに働くことも多い。
しかし、熱意を履き違えているケースも多々ある。
「情熱がある」=「感情的になる」はイコールにならない。
熱意を持って目の前の仕事を確実に前に進めたいと思うのであれば「どのように進める事が最善か?」と知恵を絞る必要がある。
感情が行動をオーバラップしてはならない。
確実に物事を進めるのであれば尚更、冷静さが大切になる。
大きな声で相手に威圧感を与える行動は熱意や情熱ではなく、感情がコンロトール出来ない人と映ってしまう。
営業所会議でアホなMR同士が感情的な議論をしていた。
議論の内容は大した事ないんですよ。
「コロナ禍で訪問禁止施設のメールをしても返事がない医者はどうすれば良いか?」
これをテーマにディスカッションをしていた。
1人のMR(仮名:松本くん)がこんな事を言い出した。
「メールの返事がない医者は全員電話しなきゃだめだ!」
この松本くんの発言に噛み付いたMR(仮名:浜田くん)
「全員に電話したら怒らせるだけだから絶対やるべきでない!」
この2人に言っている事に間違いはないと思う。
松本くんが言う様にコンタクト取るすべがなく訪問解除の目処が立たない状況下では電話をかけるのも手段の1つ。
そして浜田くんが言う様に、相手の状況が分からないのに突然電話を掛けては確かに怒らせるケースはある。
しかし共に相手の意見を聞き入れる事をしないし、感情的に声を荒げて話すので聞いてる立場からすると雑音にしか感じない。
レベルの低い議論だったが綺麗事を言った松本くんに軍配があがった。
私からしたら感情的に話している時点で有意差はない。
しかし所長ちゃんが下したこの議論のジャッジは松本くんの言っていた「メールの返事がない医者全員に電話をする」事だった。
決め手としては松本くんが言った「医者に薬剤の情報が届かなければ患者に不利益がある。医者が怒ってでも情報を届ける事が正義」
「患者の不利益」という綺麗事が所長ちゃんの心に響いた。
それに対して浜田くんが言った事は現実論。
「突然電話を掛けるのは相手の状況が分からないから怒らせる」
この子供の喧嘩のような現実論と理想論の議論は理想論が正しいという評価になった。
しかし理想論を述べればそれが否定される事はまずないでしょう。
大切なのは理想論をドヤ顔で話すことではなく、理想に近づくためにどのような行動をすれば良いかと言う具体的な話だと思う。
理想論でも現実論でも抽象的な話でなく具体的な方法の議論をするべき
この議論の結果、「今現在、双方間でのコミュニケーションが取れていない医者全員に電話する」事になった。
この結果になったとしても、医者が怒るリスクがなくなったわけではない。
電話を掛けるにしても、どの様に電話を掛けたらリスクが最小限になるのかと言う具体的な方法の議論は一切なかった。
最終的に所長ちゃんが言った事は丸投げ。
「状況は施設やDrによって異なるから個別に考えて電話するように」
綺麗後だけでも現実論だけでも解しない事をアホなMRの議論を聞いて学んだ話のまとめ
熱意や情熱をもって仕事をする事は大切。
しかし熱意や情熱を感情的と履き違えてはいけない。
どのような議論であっても感情的になった時点で全てが雑音になる。
綺麗事や理想論を述べるのは簡単だし、気持ち良い。
現実論をだけ言っても解決しないケースは多い。
そうなった時には「どのように取り組むのか?」という具体的な話がディスカッションの本質になければいけない。
この本質的な具体論を話し合わず、理想論と現実論をアホなMRが感情的に言い合いしている姿は実に見苦しい。