みなさん、こんにちわ。
現役オンコジー(抗がん剤)MRよ。
実は私のキャリアプランの中に案としてコントラクトMRがあるのよ。
複数の現役コントラクトMRにもヒアリングしてきたから今日は現状を報告するわね。
コントラクトMRとは
コントラクトMRとは、医薬品販売業務受諾機関を運営している企業に所属するMRのことよ。
医薬品販売業務受諾機関をCSO(Contract Sales Organization)と表記されてコントラクトMRをCSOMRと言うこともあるわ。
コントラクトMRは、製薬会社に派遣されて、その製薬会社の社員と同じように営業活動をするのよ。
派遣MR=正社員じゃないとか思っている人もいるけと、実際はCSOに属する正社員よ。
一定期間(2年や3年)ある製薬会社のMRとして働いて、プロジェクトが終了すると違う製薬会社のプロジェクトに派遣されてMRをするっていうスタイルよ。
CSOの正社員なので当然、CSOから給料をもらうのよ。
コントラクトMRのデメリット
何人かの現役コントラクトMRにデメリットを聞いてきたから羅列していくわね。
・製薬業界に比べてCSO業界は平均年収が低い。
・毎年の定期昇給も製薬業界よりも低い
・製薬業界のような手厚い福利厚生がない
・派遣先製薬会社の人間に気を使う(肩身が狭い)
・プロジェクト毎に社内システムや製品の勉強をしないといけないから大変。
ざっとこれくらいかしら。
30才前後で異業種から転職すると年収は500万円前後くらいでしょ。
これらのデメリットはコントラクトMRになりたての人もコントラクトMR歴が長くCSOで管理職をしている人も言っているから、間違いないわ。
コントラクトMRのメリット
メリットについても色々と聞いてきたから羅列していくわね。
・CSOというジビネススタイルが製薬会社より将来性がある。
・様々な領域(オンコロジーやCNS、希少疾病など)が経験出来る。
・2年〜3年でプロジェクトが変わるので仕事に飽きない。
・MR以外の本社勤務の可能性が製薬会社よりもある。
・希望勤務地が叶いやすい。
・MR未経験でも入社出来る。
こんな感じね。
どう思う?
CSOって製薬会社と違って薬の開発や製造が無いからコストが掛からないわよね。
製薬会社だと、薬剤の特許が切れる度に早期退職やタチの悪い企業ならPIP(業務改善命令)でリストラに追い込んだりするでしょ。
今後は、新薬の発売など人員が必要な時にはコントラクトMRで賄うっていう流れがより当たり前になっていくわよね。
これらの事を考えるとCSOは今後成長していく業界だから、そこのMRもありよね。
コントラクトMRのよくある誤解
コントラクトMRってこの10年くらいでだいぶ認知されてきたとは言え、まだまだ誤解があるわよね。
よくある誤解として
・派遣社員で正社員では無い
→さっきも伝えたけど、CSOの企業に勤める正社員だから。
・福利厚生が全く無い
→各CSOによるけど住宅手当や単身赴任手当がある企業もあるわ。日当はどこのCSOでも支給されるわよ。
・年収が低い
→製薬業界に比べれば確かに低いかもしれないけど、大手のCSOなら年収は
係長くらいで800万円くらい
管理職MRになれば900万円くらい
マネージャーになれば1000万円くらい
これくらいはもらえるそうよ。
まとめ
コントラクトMRってよく知らない人はまだ誤解しているけど、とてもお勧めの仕事よ。
製薬会社だと薬の開発、製造をするのでコストもリスクも莫大でしょ。
でも CSOはMR以外のコストは基本的に掛からないし、業界としてかなり成長している人気産業よ。
成長産業で安心して働けて希望勤務地が叶いやすく、年収1000万円くらいなら目指せる仕事よ。
MR未経験でも目指せる業界だし、すでに製薬会社で私みたいに管理職MRをしていれば1000万円は目指せるわよ。
お金っていくらもらっても満足する事は無いと思うから、年収が1000万円くらいもらえるならコントラクトMRも目指す価値ある仕事だと思うわ。