みなさん、こんにちは。
Twitterで些細な事柄も発信していこうと決意した、ゆってぃーよ。
面会した内科の先生とMSLのあり方についてディスカッションしたので今日はその事について書いていきますね。
MSL(Medical Science Liaison)とは
製品の販売活動を担当する職種から独立し、医学的・科学的に高 度な専門性、学術知識を持ち★社外・社内において医学的・科学的 な面から製品の適正使用、製品価値の至適化等を推進する職種。
特に、社外での医学専門家、研究者等との医学的・科学的な議論 や学会活動等を通じて、アンメットメディカルニーズの解決に寄与 する。
★医学・薬学関連の教育機関で教育を受けた者。医師、薬剤師等 の医療資格、学位(修士号・博士号)を持っていることが望ましい
(一般財団法人日本製薬医学会HPより)
って事で販売活動をするMRとは別れて、高度な専門知識を有するプロフェッショナル集団。
医学者と対等に科学的な議論が出来るとも書いてある。
こんなMSLが製薬会社に居て医者の研究に貢献できれば先生としても頼もしいと思う。
けどね。
MSLの仮面を被ったMRのような人間がメチャクチャ増えてきている。
今日、面会した先生が言っていた言葉。
MSLを名乗れば、適応外の話も他社品の評価出来ると解釈してガンガン宣伝してくる奴がいるって言っていたわ。
某外資系の女性MSLが、自社医薬品をもっと使えとばかりにガンガン宣伝してくるって。
一応、薬剤師の免許は持っているみたいだけど、他社品を中傷して自社品の宣伝をするMSLってある意味、MRよりもタチが悪いって言っていた。
また、違う会社のMSLは文献は良く知っているけど基礎的な質問をすると全部、宿題回答として持って帰る奴もいるって言っていた。
良く良く聞くと文系大学出身で医薬学の基礎的なバックボーンはないんだって。
これでMSLを名乗るんだから、恐ろしいわよね。
製薬協と厚生労働省と製薬会社のMSLの定義が微妙に食い違っている気がする。
MSLは自社医薬品の販売活動をしないと記載があるけど、販売活動の定義がイマイチ分からない。
MSLとして独立した機関からの認定制度があるわけでもないのし、医療資格や医薬学の学士を持っている事が望ましいという文言で留まっているのも分かりづらい。
だったら製薬会社は自社医薬品の売上を上げたいので自分の会社に都合が良いように拡大解釈をしていくわよね。
一部の品の無い製薬会社のMSLがいるせいで、本来のMSLとしての役割すら禁止される将来がくるかもしれない。
まとめ
今日、面談した先生が言っていたけど、MSLを名乗ってガンガン自社医薬品の宣伝してくる奴もいれば、基礎的な質問に全く答えられない奴もいるってさ。
その先生、曰くMSL担当者レベルの話でなくで、会社によってMSLの質に大きなバラつきがあるって言っていた。
医者としてはMSLというスペシャリストに自分の研究の相談をしたいのに、MRと全く有意差がないMSLがいるって言っていたわ。
こういう話を聞くと、やっぱり製薬会社は「患者さんの為」では無く「患者なんてどうでも良くて自社医薬品が売れれば良い」と感じてしまう。