みなさん、こんんちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
先日のRISFAXにこんな記事があった。
「女性管理職 武田薬品で増加、200人超に」
詳しくは、会員登録をして内容を確認してほしい。
この記事を読んで少し違和感を感じた。
今日はこの事について考えていきたい。
製薬各社が女性管理職割合比率を向上を掲げている。
女性活躍推進法が施行されてから、製薬会社が女性管理職比率向上に取り組んでいる。
既に外資では女性管理職比率は高く、ノバルティスやリリーなどでは30%を超えている。
それに対して内資では、まだまだ女性管理職比率が低く、第一三共8.1%、小野薬品4.6%などにとどまっている。
その中で武田薬品が近年、急激に女性管理職を増やし比率は内資トップの15%を超えているそうだ。
そもそも武田薬品を内資と言って良いのか、もはや不明だが本日はその議論は置いておきましょう。
今後、労働人口が減少していく事が明白の中で、優秀な女性社員にも管理職を担って欲しいと考える事は1ミリも違和感がない。
ファイザーは女性管理職比率2.5倍増計画、エーザイは31年までに女性管理職比率30%増などを表明している。
この事前表明や意図的に女性管理職を増加させるという考えに違和感を感じる。
MRスキル、マネジメントスキルに長けている人が管理職になるべきだと思う。
エーザイは21年時点の女性管理職比率は10.4%1だそうだ。
そして30年までに30%まで増加させると表明している。
30%という結果ありきで管理職のポストが決まって良いのだろうか?
スキルに長けている人がたまたま女性であれば100%でも良いはずだ。
逆もしかりで、管理職に適している人材がたまたま全員男性であれば、男性が100%になるべきだ。
なぜ人やスキルを見ずに30%という結果だけが先に掲げられるのか分からない。
エーザイのケースで考えてみれば、現在の管理職の男女比率は9:1、そして30年には男女比率7:3になる事を決まっている。
管理職の人数が変わらないと考えた時に現在の管理職の男性が降格、退職しない限りポストは空かない。
その状況の中で、女性比率を30%まで上げるのであれば、今後の新人管理職は女性が中心になると想定できる。
これから2030年までは、女性の方が管理職になりやすく、男性は管理職になりずらいという男女差別のような人事が起こるでしょう。
性別に関わらず、スキル・適正・希望がある人が管理職になるべきだと感じる。
女性だと管理職になりやすいという管理職を目指す人にとっては女尊男卑の性差別のような方針に違和感を感じる。
製薬会社が掲げる「女性管理職00%達成」を見ると性差別を感じる話のまとめ
かなり前に、こんな記事を書いた事がある。
実力があって管理職になれば良いが、女性だからという理由で管理職になってしまえば、周りが迷惑な事はもちろん、顧客も迷惑だし、何よりも管理職になってしまった女性自身も不幸でしかないと思う。
性別なんて関係ないはずなのに、なぜ数年後の管理職の男女比率が分かるのか?
管理職ポストなんて、そう簡単に増えないのだから、今後の新任管理職は女性中心になるというのが決まっているという不思議が現象が起こる。
この事にやっぱり違和感を感じる。
こんにちわ。
今回の記事にとても共感してしまいました。
決して自分は優秀な人間ではないし、管理職になれる器とも思ってませんが、能力のある人に管理職になってもらってその下で働きたいとも思います。
チャンスは男女限らず、平等に与えられるべきだと思います。でも、最近の風潮?といっていいかわかりませんが、女性を過大評価する傾向や、優先的に出世させていく傾向に違和感を覚えていました。
女性比率〇〇%なんて数字ありきな女性の管理職登用ではなく、平等にスキルを評価した上で出世などがあるべきと思ってしまいました。
こんなやり方で女性が管理職にされてしまっては、管理職になりたいという上昇志向のある女性が減ってしまうのではと思ってしまいます。
とかしきさん
コメントありがとうございます。
完全に男卑女尊の性差別が各社横行していますよね。
やっぱり男女問わず能力がない人が管理職をすると、トラブル起こすし、問題だらけ。
それでも「女性管理職は降格させるな!」と上層部から通達されるんですよ。
また、女性のケースは育児もあるので単身赴任が出来ないから、首都圏等の人気エリアで所長をする・・・
競争激しい都心部で、不思議ちゃん系低能力所長が居座るという完全な負のスパイラル・・・
現場のMRが何よりも不幸で可哀想ですね。
こんにちは。
チャンスと評価は平等に与えられるべきだと思いますけど、
見かけの数字ありきで、女性が実力と関係なく管理職などに登用されるのは違和感があります。
評価に関しても、私の勘違いかもしれませんが女性を過大評価する傾向や風潮?がある気がしてます。
同じ職域で、同じレベルの成果・行動面を出していても、女性のほうが高い評価を受ける傾向がある気がしてます。結局、裏では男性と女性それぞれに評価基準がある気がしてます。
話は逸れましたが、
本人が望んだならともかく、会社の方針で管理職登用に巻き込まれた女性も被害者なのかもしれませんね。まあ、その下で働く現場が一番の被害者ですが。
としかずさん、
コメントありがとうございます。
としかずさんの勘違いじゃないですよ。
現在、私は管理職をしておりますが、所長昇格会議で「女性を管理職にしなかえればならないから」という枕言葉から会議がスタートしますから。
本当にそうですよ。
実力ないのに所長にさせられた女性所長も不幸ですが、その下で働くMRが何よりも不幸です。
ある程度、戦闘能力あるMRであれば、所長がポンコツでもどうにでもなりますが、新人や若手MRであれば、その後の人生に大きく影響しますから。
運も実力のうちと言えばそれまでですが、運がなく、そんな所長ちゃんの下についてしまったら、外科的処置(転職)が必要だと思います。