みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
先日、大して仲良くもないMRグループで雑談をしました。
その中で松本くん(仮名)がこんな事を言い出した。
「MRなら、最低でも所長くらいにならないと格好が付かない」
このコメント聞いて色々と感じた事があったので紹介していきます。
定年までMRなんて格好悪過ぎるから最低でも所長くらいにはならないと。
松本くんが、こんな事を言った時に、周りの反応は「うんうん!そうだよね。」と肯定的に捉えていた。
しかし私だけ、めちゃくちゃ違和感があった。
MRという職業が格好悪いとは思わないし、所長が格好良いとも思っていなかったので、全く理解が出来なかった。
MRって格好悪いですかね?
営業として顧客に気を使って仕事をする事は当然あるが、それは営業職であれば共通でしょう。
となると、世の中にある営業職や顧客を相手に販売する接客をしている人達が、全員格好悪いって事なのだろうか?
そして、そもそも所長が格好良いとも思えない。
中間管理職って1番大変なポディションで下に気を使い、上から無理難題を押し付けてストレスフルな仕事をしている。
抱えきれないストレスを部下に当たってしまったり、だらしない所長って意外と多い。
この1番大変なポディションを、格好良く捌いている所長は確かに格好良いが、それは「所長」という職業が格好良いのではなく、格好良い人が所長をしているに過ぎない話だ。
外から見て他業種の会社で課長か係長かで有意差があるのか?
所長=課長と定義して話を進めていきます。
例えば、トヨタ自動車で本部長をしていると言えば「凄い!」と言われるかもしれない。
しかしトヨタ自動車で「課長」か「係長」かで格好の良さに違いがあるか?
中途半端な役職の違いは、第三者から見たら何の違いがあるのか、さっぱり分からない。
外から見れば、トヨタ自動車に正社員で勤務できている時点で十分、格好良い。
もっと言えば、憧れる職業は確かにあるが格好悪い職業や会社なんて存在しないと思う。
職業、会社、職位などは人格を形成しているものでも何でも無い訳で、それらが格好良さに影響する事はない。
そもそも職位で格好良さが異なると思っている価値観が格好悪い
MR=格好悪い
所長=格好良い
こんな価値観を持っている人こそ格好悪いと思う。
MRでも格好良い人はいっぱいいるし、逆に所長でも格好悪い人もいっぱいいる。
それは職位から感じる事ではなく人間性や立ち振る舞いから感じる事だ。
だから、職業を見て格好の良さが異なると考えている価値観こそが格好悪い。
「MRなら所長くらいにならないと格好悪い」と言っていたMRの話のまとめ
MRは格好悪いから所長になりたいと言っていたMRが賛同を得ていた。
それについて違和感を感じたのが私くらいだったので、私の方がマイノリティーなんだと思う。
所長になると格好良いと感じているから、出世したいんだな。
価値観は人それぞれなので、決して他人に否定される事ではないので、そのような価値観を持っている人は頑張って所長を目指せば良い。
私は私の価値観で、後悔しない生き方をしたい。
毎日のブログ更新とても楽しみにしております。ちょうど1年ほど前から読ませていただいております。今日の記事にとても共感する部分があったので、コメントさせていただきます。私の同じチームの先輩が所長を目指しています。目指すのは自由ですが、最近その理由を知って驚愕しました。「来年40歳になるから」
こんな組織にしたい、こんな人材育成をしたいというような何かビジョンがあって目指しているとばかり思っていたので驚きました。
コメントありがとうございます。
言い方悪いですが、こんなのばっかりですよね。
結果1番の不幸は、そんな所長の部下になった人ですね。