みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
MRのみなさんは普段、先生と何を話していますか?
病院に行けば気軽に会えるコロナ前の環境なら、深く考えてくてと良いかもしれない。
しかし活動制限が続く中、1回の面談の重要度が増した。
月に1回の貴重なweb面談を、世間話だけで終わらせたらもったいない。
せっかくの面談なら自社品の情報提供は絶対に必要だと感じる。
その中で医者と薬の話をしていれば文献リクエストもらわないだろうか?
今日はこの事について考えていきます。
半年間、仕事して1報も文献使わないってあり得ないだろう。
吊し上げが大好きな所長ちゃんが、営業所会議でMRの文献発注数のグラフを出し始めた。
所長ちゃんが「半年間仕事して1報も文献を使っていないなら、薬剤の話し込みは一切していないと判断する。もしくは勝手にプリントアウトして持っていく著作権法違反を犯している犯罪者だ!」と騒いでいた。
言い方こそ問題があるが内容自体はそう間違ってないと感じた。
今のMR活動の中で、文献を使わずアカデミックな話は出来ないでしょう。
パンフレットや説明会用PPTはオーソドックスなデータしか載っていない。
医者と症例ベースの話をすれば「○○なケースでの投与例は?」「△△な背景があるときの一般的なリスクは?」「このデータのサブ解析はある?」などと話が展開していくはずだ。
実際は論文を使っているのにインフォレスタなどの文献複写サービスを利用せずに勝手にプリントアウトして持っていけば確かに著作権の侵害だ。
「論文はリクエストされないと持っていけない」と反論するMR
医者からリクエストもなく、勝手に文献を持っていき提供してはならない。
しかし、何の脈絡もなく一方的に医者からのリクエストに対応しているだけなら文献複写サービス会社の仲介でしかない。
症例ベースのディスカッションをしたら、「○○な報告ってある?」って言われないですか?
文献はリクエストベースでしか提供出来ないルールがあるならば、医者から文献が欲しいと言ってもらう事もMRの重要なスキルだ。
なので「医者が欲しいと言ってくれないから提供出来ない」と反論するのは暗にMRとしてのスキルが乏しい事を認めている行為だ。
半年間仕事して、論文を1報も発注していないのは色々な意味で問題が多いと思う。
その中で、あえてそのようなMRを擁護するのであれば会社のイカれたトレースが影響している事だ。
医者との深い話し込みなどは二の次で、web面談、メール、郵送回数などのトレースに躍起になっている会社の方針もどうにかしている。
SOVから脱却すると言っておきながら、この1年で完全にSOV時代に逆戻りしている。
MRはSOVから脱却すると誓った製薬会社が再び手段を目的にするKPIを設定して迷走している話
この半年で1度も文献発注してないMRが怒られてたけど当然だと感じた話のまとめ
現役MRのみなさんは、この1年間で何報の文献を発注しましたか?
もし万が一、全く文献を発注していないのであれば自分の仕事を一度振り返った方が良い。
または自分の担当している領域も考えた方が良いと思う。
トレース表でしか評価出来ない本社の偉い人達は、Web面談回数トレースに飽きたら文献発注トレースをして騒ぎ出しかねない。
その時にはきっと、使う予定もない文献を空で発注して届いたら捨てるMRなども出てくるだろうな。
え、こんなレベルですら出来なくてもオンコロジーMRと名乗れる人が多いのですか……
なんか自分の境遇悲しくなってきました…
スペシャリティーだからかもしれませんがプライマリーですら論文エビデンス誘導や症例ベースの話すら当たり前にやっているのに…
なんか今のMR業界狂っている気がして悲しくなってきました(T_T)
個人的にはゆってぃーさんがいる会社が不安で仕方ありません
そんなもんですよ。
専門領域MRであっても一定の割合でこんな感じの人がいますよ。
そして、こんな感じのMRがオンこもプライマリーも同じだとか言うんですよね。