みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
来春から製薬会社に入社予定の方からリクエストいただいた内容を書いていこうと思います。
ひと昔前のように新卒も中途もじゃぶじゃぶ採用していた時代と異なり、現在は採用の枠はかなり少なくなっている。
少ない採用枠を見事に掴み取ってMRになる人達はとても優秀でしょう。
そんな優秀な人達にアドバイスを不要かもしれないけど、あえて心構えや注意点を紹介していこうと思います。
SNS絡みのトラブルは本当に多いし、会社もかなり厳しくチェックしている。
Facebook、Twitter、InstagramなどのSNSを全くやっていない人の方が今は少ないと思う。
SNSでコミニュケーションを取る事自体は大きな問題ではない。
しかし承認欲求が強い人が、プライベートな情報を公開してトラブルになったケースを何度も見てきた。
典型的なのが「勉強頑張っている私を見て!」と製品戦略などが書いてある資料の写真を公開するケース。
あとは不用意に医者とSNSで繋がってのトラブルになるケースもある。
これらの事は過去、記事にしているので確認して欲しい。
MRがTwitterとFacebookで医者とトラブルになった話。
SNS(ツイッターやブログ等)で会社の悪口を言っているMRさん!バレてますよ〜の話
最近は会社もSNSの取り扱いにはかなり目を光られているし、ネット上に情報が公開されてしまったら懲戒の対象にもなりかねないので本当に注意が必要だと思う。
理想と現実を正しく理解して働く事
会社紹介などでMRの仕事を聞くと崇高な職業だと感じませんか?
医者のパートナーになり、医薬品の適正情報を提供する仕事。
このような考え方が100%間違っている訳ではないんだけど、実際はこんな綺麗な仕事ばかりではない。
どんなに崇高な理念を掲げていても営利を目的としている企業である事を忘れてはならない。
時に会社は、医者の邪魔になるような事をやれと指示をだす。
自社医薬品が使われれば患者の為になると意味不明な事を言ってくる。
自社品よりも適した薬剤があれば、本当に患者の立場で考えれば違う薬を使った方が患者の為になるはずだ。
そして「患者の為」とは全く関係のない数字の詰めを強要してくる企業もいまだ多い。
月末の数字の詰め(発注の前借り)をいまだにやってる製薬会社って
理想や理念を持つ事は間違っていないが、実際は会社の利益を上げるための泥臭い仕事が現実として待っている覚悟も必要だ。
ビックリするくらいダメな先輩MRや、ネット上に溢れているMR否定論に惑わされない。
現場に出るとすぐに気付く事が絶対にある。
「この先輩ちょっとヤバいな」
そしてネットを見ても「MR不要論」「MRオワコン」などの否定的なコメントを目にする事がある。
昔は製品コールして夜接待していれば仕事として成立していた。
しかし今のMRの仕事には工夫が必要だし、専門領域MRであれば勉強量も多い。
なので仕事に付いて行けずに弾き出されてしまうMRが一定数いるのも事実だ。
この付いてこれず弾き出された人がMR否定論を言う。
例えると野球部に入部したけど、練習も嫌いで上達もせず万年補欠の部員。
この万年補欠部員が野球部を辞めて、「野球なんてくだらないスポーツだ」と負け惜しみを言っている光景と同じだ。
過去にこんな記事を書いている。
「MR不要論」を唱えている人達を冷静に見てみよう。そこから見えてくる事がある。
新人MRが陥りがちなミスや注意点を考える話のまとめ
その他、注意する点としてはMRの成績は個人の努力と必ずとも相関しない事が多いので、目先の数字が良くても調子に乗らない事。
自分の評価は自分ではなく、他人が決める事を勘違いしてはならない話
そして、もしかしたら1番注意が必要な事は、MR村の中には気持ち悪い意識高い系生物が多いので巻き込まれない事が大切だ。
今、製薬会社から内定を出す学生は本当に優秀な人材だと思う。
なので上記に上げているような事はとっくに理解していると思う。
色々とネガティブな事を書いてきたけどMRという職業は絶対的な自信を持ってお勧めできる。
・景気に左右されずらい安定した業界
・給料と福利厚生が抜群に良い
・有給取得率も高く、深夜土日勤務もほぼなくワークライフバランスが良い
・異性にモテる
良い点をあげればキリがない。
今は過去の負の遺産で適正な人口に調整している過渡期である事は事実だが、その過程で弾き出された人の負け惜しみを決して真に受けてはならない。
ゆってぃーさん、早速読ませていただきました。
お忙しい中、ありがとうございました。
これからも、ブログ、楽しみにしています。