みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
MRをしていく上では勉強はとても大切ですよね。
常に新しい文献が出ているか調べるなどの自己研鑽は怠ってはいけない。
しかしながら知識の使い方を勘違いしていると言うか、営業所に必ず1人、2人新しい文献を知っていれば優秀だと勘違いしているMRいませんか?
そして、この新しい文献を武器に他のMRを攻撃するMR。
今日はそんなMRが足元すくわれた話を書いていきます。
事前に調べてきて会議でマウンティングする勘違いMR
今日の主人公はMRは斎藤くん(仮名)。
斎藤くんは俗に言う意識高い系勘違いMRの典型のようなMR。
この斎藤くんは会議で、いきなりクイズのように自社医薬品の最近論文やマニアックなデータについて質問してくる。
そして周りのメンバーが知らないと答えると、このようなリアクション。
「えぇ〜!!こんな事も知らないで大丈夫ですか?このデータも知らないで毎日MR活動してたって事ですよね!!それでは患者さんは救えないですよ!!」
気持ち悪いくらいオーバーリアクションで相手をディスりマウンティングしている。
周りは完全に「またやってるよ。。。はいはい。」みたなリアクション。
しかし斎藤くんのメッキが剥がれ落ちる出来事が先日ありました。
年に1度開催される全MR対象の知識確認統一試験
弊社では年に1度、MRの知識向上の為に社内統一試験が行われます。
この試験では自社医薬品のデータだけでなく、疾患や病態について、ガイドラインや競合品情報など広範囲の知識が問われる。
合格点は80点に設定されているものの、全国順位と偏差値まで分析される。
テスト1週間前になれば外勤そっちのけで勉強に励む。
販売実績は環境によって致し方ないケースはあるけど、勉強だけは努力をしたか、しなかったかの単純な判断が可能だ。
80点を下回るMRは全国でだいたい2割くらい。
この試験で斎藤くんが74点で不合格になりました。
マニアックな文献を使ってマウンティングしていた斎藤くんがベーシックな知識を問われる社内統一試験で不合格。
周りのメンバーは本人に直接言う事はなかったけど、めちゃくちゃ面白いおもちゃで遊んでいるように裏でいじっていた。
知識でマウンティングする行為は愚かだと思うけど社内試験で不合格は致命的でしょう。
社内試験は絶対に落ちてはいけないと思う。
今のご時世、勉強が出来ないMRの存在価値は無いと言って過言では無いと思う。
私が新人MR時代であれば、勉強は出来ないけど医者と仲良いMRはそれとして認められていた。
しかし今は時代が違う。
勉強しないMR、知識がないMRは生きていく事は出来ないでしょう。
そんな絶対に外してはいけない社内試験で不合格になった斎藤くん。
今後は会議でどんなにマニアックな論文を使ってマウンティングしてきても周りは、不合格MRとしか見ないでしょう。
自分の武器を認識してそこで勝負する事は悪いことではない。
しかし相手を攻撃したり、ましてや学術知識を武器にマウンティングしていたのにも関わらずベーシックな学術知識を問われる社内試験で不合格を侵すと言う失態。
斎藤くんの事を裏でメンバーが「あいつマニアックな論文を自慢してたけど、うちの薬の適応症とか知ってんのかな?笑」とめちゃくちゃディスっていた。
マニアックな文献で他のMRにマウンティングするMRが社内統一試験で不合格した話のまとめ
相手に喧嘩を売るのであれば絶対に勝たなければならない。
斎藤くんは学術知識でマウンティングして他人に喧嘩を売っていた。
にも関わらず社内統一試験で不合格になった。
斎藤くんは今まで「こんな事も知らないでMRしていたんですか!そんなんじゃ患者さん救えないですよ!!」とか言って騒いでいた。
そんな斎藤くんがベーシックな知識を問われる社内試験で不合格になり、斎藤くんの言葉を借りれば「その程度の知識で患者さんが救えるのだろうか?」
私も結構、論文は自己満足も入っているけど、よく調べる方だと思う。
マニアックはデータを知っていると自分が優秀になった気になり気持ち良いし純粋に知識が増えていく事が楽しいと思うから。
でも、それで他人を攻撃したりマウンティングなんか絶対にしない。
だって勉強に完璧は存在しないし、そもそもマウンティングしたいとも思わないから。