みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
新型コロナの緊急事態宣言が5月末まで延長されてましたね。
特定警戒都道府県以外のエリアは今後、収束状況に応じて段階的に解除する方向になっていきますよね。
既存の治療薬の承認もあり、新薬のワクチン、治療薬の開発も進んでいる。
まだまだ油断が出来るような状態ではありませんが少しだけ収束の兆しが見えてきているのも事実ですよね。
今日は新型コロナが収束した後、どれくらいのタイミングで通常のMR活動に戻れるのか勝手に考えていきますね。
まずは5月31日まではMRの在宅勤務を各企業が表明している。
国としては全国に緊急事態宣言を5月末まで延長した表明。
東京、大阪、北海道、茨城、埼玉、千葉、神奈川、石川、岐阜、愛知、京都、兵庫、福岡13都道府県は「特定警戒都道府県」以外のエリアは感染状況に応じて期限前に緊急事態宣言解除も検討。
その中で大手製薬会社の動きとしてはこちら
ファイザーが早々に5月末までMR活動自粛を表明。
武田薬品は期限定めず在宅勤務の延長。
アステラスは特定警戒都道府県以外の地域は段階的にMR活動を再開。
しかし能動的にMR活動することはないので意味合いは同じでしょう。
各製薬会社は国が緊急事態宣言をしているからMR活動を自粛している訳ではないですよね。
緊急事態宣言が発言される前からMR活動自粛をしていた事を考えると、それが解除された所でMR活動が再開出来るとは思えない。
病院にはウイルスが存在してMRは多くの病院に出入りする。
一般企業の営業再開とMR活動の再開は意味合いが大きく異なる。
飲食店が営業再開したからと言ってMRが病院に訪問出来る訳ではありませんよね。
病院はCOVID-19の治療をしているので、ウイルスが存在すると想定される。
ウイルスが存在する場所に社員(MR)を送り込む事は製薬会社として許容しないでしょう。
病院側としても第三者の出入りを許可して感染拡大させてしまうば危機管理欠如を問われかねないでしょう。
MRに感染させてはならないし、MRがウイルスの運び屋にさせてはならない。
それを考えればMR活動の再開は当面自粛が継続すると思って良い。
少なくとも年会開催の製薬会社主催講演会は難しいと思う。
既に7月開催の学会は延期表明がされている。
8月開催の学会については、まだ発表されていないけど通常の開催は難しいと思う。
学会や講演は政府が禁止している「三密」の条件に完璧に当てはまってしまう。
先日、ある大学の教授と今後の講演会についてWeb面談をしました。
教授曰く「製薬会社が今までのようなスタイルで開催する講演会は年内は難しいと思う」と言っていた。
既存薬のCOVID-19適応拡大は承認されているけど、新規薬剤やワクチンの承認にはまだまだ時間がかかる。
それを考えれば新型コロナに罹らない手段をとる対応が最も大切という時期は続くと思う。
年内は今まで通りのMR活動は難しいと思う
感染者が減少していっても絶滅する事はないと思う。
そしてワクチンも新規薬剤のない状況で今まで通りに病院に出入りするのは難しいでしょう。
ある程度、収束したタイミングでMR活動が再開されたとしても今までのようなMR活動は当面出来ないと思う。
少なくとも病院に入って立ち待ちする病院はなくなると思う。
MR活動の最低限の条件は完全アポイント訪問になるでしょうね。
講演会は開催しない。
Web講演会の開催も聴講する事自体が3蜜状態なので開催は容易でない。
MR活動も今までの様にはいかない。
なかなか難しい環境が続くと思います。
ちなみに、これが直接的な原因でMR削減が進むとは考えていない。
しかし、この環境変化についていけないMRが排除される動きは強まると思う。
削減の前に起こるとしてら営業所の削減と給料の改悪だと思う。
ノバルティスの営業所廃止を受けて追随する製薬会社が増えてくると思う話。
コロナで在宅勤務MR今の給料が保証され続けるのか?直近で改悪があるかもしれない話
新型コロナ収束後、MRはいつ頃になったら病院に訪問できるか考えるのまとめ
世間の営業再開とMR活動再開は同じではない。
早速5月末までの活動自粛は各社が表明している。
年内の講演会開催は難しいと思うしMR活動が再開されたとしても今まで通りにはいかない。
この状況がMR削減の直接的な原因になる事は考えづらいけど、この環境変化に対応出来ないMRは排除されていくと思う。
現在、不毛な内勤作業や相手の状況を考えないWeb面談に頭を悩ましているMRも多いと思う。
「こんなの無駄だ!」と受け入れないMRは必ず排除されると思う。
会社がMR存続の為に用意してくれている業務と思いやれる事は前向きにやっていく必要があると思います。
新型コロナ感染症長期化が予想される中、MRは形に残る事を少しやっておいた方が良い話
医者がWeb面談やれる状態であれば前向きに取り組もう。Web面談の依頼ネタを考える話