みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
昨日に続いてMRのWeb面談について書いていきます。
昨日の記事はこちら
製薬会社がMRのWeb面談に躍起になっているけどリスクやトラブルが起きている話
今日は私の周りで実際にWeb面談を申し込んだり、実施した時に起きたトラブル、事件について書いていきますね。
Web面談の実施回数だけでなく依頼回数も評価指数に反映させる製薬会社
昨日の記事にもあるようにWeb面談をするには、まだまだ解決するべき事柄が沢山ある。
でも会社の中枢からしたら、そんなのはどーでも良い事なんだろうね。
新しい提案をして、それが実施して結果が出れば良い。
仮に実施して失敗であっても前向きにアプローチした結果なのでバツはつかない。
末端のMRにとりあえず、やらせて検証したい。
こんな思惑なんだと思う。
だから兎に角、Web面談をやれと躍起になって煽り立ててくる。
医者に状況を確認する事もなく、様々なリスクがある事が分かっていても最下級兵士のMRはやらなければならない。
実施回数0、依頼回数0となれば最悪PIPに入れられるリスクすらある。
PIPの解説記事はこちら
PIP(業務改善命令)に入るMRが悪い?PIPに入れる会社が悪い?
Web面談実施にあたりMRが会社から怒られた2つの事例
①Web面談をメールで依頼したと言う嘘が所長にバレた。
会社から「Web面談の依頼しろ」と言う圧が凄い。
しかし色々なリスクもある中で依頼したくない。
そこで会社にはメールで依頼したけど返事がないと虚偽報告した。
性格の悪い所長から「依頼したメールの文面が悪いから返事が無かったかもしれないので送ったメールを転送しなさい」と言われた。
MRが削除してしまったので履歴がないと嘘を重ねた。
削除しても本社に確認すれば復元してもらえるから、いつ頃に送っただけも教えろと詰められて、あえなく虚偽がバレる。
センスのないMRと性格悪い所長のやり取りから起きた事例。
②Web面談に無言同行してディテーリングの質に怒られる。
仲の良い医者を口説き落としてWeb面談の予約を取り付けた。
それをアピールのために事前に所長に報告をした。
結果、当日はMRと所長とWeb面談を推進している本社の偉い人と医者の4者面談。
しかも医者には所長と本社の人間が参加している事は秘密。
その状態で実施した面談内容がダメだったと後から詰められる。
本社のお偉いさんからは添付文書に書いていない事柄の発言があっただの所長からはDrニーズを顕在化するプロービングが出来てないとの意味不明な事を言われたらしい。
Web面談実施にあたりMRが医者から怒られた2つの事例
①返事がないので何度も依頼メールと送ったら「ウザい」と返事がきた。
依頼していないのに依頼したと嘘をついたMRが発覚後から医者に依頼メールをする時には所長をBCCに入れるルールになった。
なので会社の無機質な定型文書を突然、医者に送り付ける。
当然、医者からの返事がない。
そうなると所長から「前回メールを送った時はたまたま忙しくて見落としたかもしれないから、またメール送れ」
業務命令だし、BCCで管理されている以上やらない訳にいかない。
それで再び同じ医者にメールを送る。
これを繰り返すとある日、医者から返事がきた。
「医療現場の状況も考えず本当にウザい」
この一文だけが送られてきたら、どうですかね?
コロナが収束してもまともに会ってくれるとは思えない。
②Web面談でどんな情報提供してくれるんですか?
Web面談の依頼をした時に医者から返ってきた返事。
特に新しいデータが出たわけでもない。
医者として特段、聞きたい事はない。
この状況で、どんな理由で医者に事前の設定までさせて面談する理由があるか?
その理由を問われて当然MRは明確には答えられない。
適当な事を言ったら「それならメールで十分」と言われて終了した。
MRが医者にWeb面談を実施して実際にあったトラブル、事件を紹介する話のまとめ
Web面談に対して環境整備もしない、医者の状況も確認しない。
その中でも「Web面談をやってこい」という業務命令が出た以上、MRは行動に移さなければならない。
やらないと会社に怒られる。
やっても無言同行でチェックされて会社から怒られる。
そして何度も依頼すると医者に怒られる。
どちらに転んでも事故確定案件ですね。
このような事態に巻き込まれた際は「怒られるのもお給料のうち」と割り切るのが1番、精神衛生上良いと思う。
前にも書きましたが顧客第一と言い現場から、顧客から最も遠い人達が方針を決めているからこんな支離滅裂な事が起きています
特に最近の外資に多いマーケティング上がりの営業未経験が役員や営業本部長などを務めている会社はひどいものです
管理職側もバカバカしい
こんな何一つアクションできない状況であるにも関わらず数字が悪いから、支店別営業所別の積み上げ・月末の数字との乖離について報告の為の資料を作成してweb会議で発表会を実施する笑
中身の検証何一つできない数字の確認に何の意味があるのか理解不能。確認作業を行う意味について説明もない。というか説明出来るはずがない。
結果だけしかわからず中身の検証のできない会議に何の意味があるのやら。
数字が落ちるなんて当たり前。国からむやみやたらに動くなと言われているのですから。
WEB面談も目新しいデータ・スライドもなく、緊急性も低い用件でできるわけがない。
気が狂ってると思うのはWEB面談ができないなら電話などで新規患者や既存患者の聞き取りをしろと言いだす始末
こんな事をMRに落とした日には頭のおかしい所長と思われ、得意先からは空気読めないバカ担当だと思われ、最悪数字が飛ぶ事が上にはわからない。
現役所長さん
コメントありがとうございます。
完全におっしゃる通りだと思います。
管理職にも正常な考えをお持ちな方がいらっしゃる事が分かると少し安心します。