みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
みなさんの会社はどうですか?
Web面談をやれと言われていませんか?
新型コロナの収束が見えない状況の中、MRの存在意義を確立するためにも何らかしらのアクションが必要だと思う。
その1つのツールにあるのが医者とのWeb面談でしょう。
今日はこのWeb面談にまつわる弊害やトラブルを紹介していきます。
個人的にこれらの事が解決されれば前向きに実施しても良いと考えている。
MRがWeb面談を実施する上での問題点
①セキュリティー(患者情報漏洩)。
会話を第三者に聞かれる程度の事であればまだ良いと思う。
そんな話ではなく院内のPCで外部とネット接続する事によるカルテ情報流出のリスク。
会社はセキュリティは万全と言うけれども、その言葉に何の保証もない。
本当に万全なのであれば有事の際は全責任を負うくらいの事を書面にしてほしい。
そして医局内で繋いでいる時には周辺で医者同士が患者の話などして聞こえてくるケースもあると思う。
たまたま聞こえてしまった患者情報は特別に聞いても良いよと病院長が言っているでしょうかね。
②医者に通信使用料が掛かってしまう。
医者が個人のPCや携帯でWeb面談をする際に通信使用料が掛かってしまう。
この負担をどのように保証するのか?
MR様と面談出来るのであれば医者は負担するべきとでも言いたいのか。
大した通信料ではないので、それくらい我慢してもらおうか。
そうであれば「我慢してくれ」と書面にして事前に案内したい。
③電話回線を使用するケースは「通話中」になって電話に出れない。
これは電話面談にも共通して言える事でしょう。
電話回線を利用して面談してしまえば医者が患者の急患や急変を知らせる電話に出れず医療の邪魔になる。
④医者に設定の手間を取らせてしまう。
ラインのテレビ電話くらいであれば事前設定もないでしょう。
しかし各社が用意しているWeb面談システムは事前にダウンロードが必要だったり設定があったり、そもそも使い方を医者に理解してもらわないといけない。
せめて分かりやすい顧客提示用のマニュアルくらいは必要でしょう。
⑤コロナでMRは暇だけど医者は戦場のような忙しさになっている。
MRは自宅にいて、やる事ないからWeb面談を申し込みたい。
しかし日々、感染者が増大し続けている状況下で感染症の専門でない医師も対応を強いられている。
場合によっては看護師のような仕事も人手不足からやっている医者もいる。
相手も時間があればWeb面談も成立するけど今は緊急事態である事を理解した方が良い。
当面続くMRの活動自粛を考えれば前向きにWeb面談をやれる方法をMRが提案するのが良いと思う。
Web面談の話が社内で上がった時には頭がイカれてると思った。
しかし、まだまだ活動自粛が続く事を考えれば何かしらの新しい取り組みが必要だと感じる。
Web面談をするなら、こんなステップを踏む事はいかがだろうか。
①Web面談依頼の前に医者の業務状況を確認する。
②Web面談を依頼する際には施設長に許可を得るために書面を提出する。
③Web面談用のタブレットを事前に送る。
このステップを踏めば、セキュリティ、通信料金、通話中リスクなどは回避出来る。
せめてこれくらいの環境整備を会社として整えてほしい。
本質的なリスクや弊害に向き合わないで「やってこい!」ではMRが可哀想でしょう。
製薬会社がMRのWeb面談に躍起になっているけどリスクやトラブルが起きている話のまとめ
個人的にはWeb面談にはまだまだ抵抗がある。
しかし活動自粛が長期化する事が予想されている以上、新たな取り組みは必要になると思う。
その中でWeb面談を実施する上のリスクとしてこれらが挙げられる。
①セキュリティ
②通信料金
③通話中で電話に対応出来ないリスク
④設定の手間
そうであれば会社はリスクを回避する環境整備が必要でしょう。
①施設長に書面で許可を取る。
②面談用タブレットを事前に送る。
いずれにしろ、
医者が面談出来る状態なのか?
MRの一方的な想いで医療の邪魔をしていないか?
これらを確認した上で依頼するのがマナーだとも思う。
因みに明日は実際にWeb面談を実施して医者と会社から怒られてトラブルになった事例を紹介しますね。