みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
最近、講演会もないし夜暇よね。
って事で昨日、友人MRと飲みに行ってきました。
この友人MRはとても綺麗な経歴を持っていた優秀MRだったのよ。
しかし鬱病発症→休職→開業医担当で復職という経緯を辿った。
やり方を間違えると、ここまでになってしまうのかと学んだ事があったので書いていきますね。
休職していたMRはパワハラを受けた被害者なのか自業自得の結果なのか?
このMRさんの紹介をしたいと思います。
氏名:工藤(仮名)くん
年齢:30代半ば
会社:大手外資系製薬会社
勤務地:首都圏
家族:妻、子供2人
過去最高年収:910万円
地方で実績を爆上げさせて、鳴り物入りで首都圏の大学担当で異動。
こんな綺麗な経歴のMRが鬱を発症して半年以上、休職しました。
順風満帆のMR人生でどこで、つまずいたんだと思いますか?
工藤くんはMR界隈によくいる「意識高い系」「ラッキーパンチ履き違い系」のMRだったのよ。
基本的に私はこの手のMRと仲良くする事はないんだけど、何故かウマが合った。
支店は同じだったけど営業所も領域も違ったので、仕事の話をする機会はあまり無かったの。
年齢も住んでいる場所が近かった事もあり、よく飲みに行く間柄で仲良くなった。
意識高い系発言が鼻につき、オラオラ系所長にボコボコに詰められていた。
工藤くんは地方で圧倒的な実績を出して栄転する形で首都圏の大学担当MRになった。
これが運の尽きなのか「自分は優秀だ」と錯覚に陥ってしまったのよね。
仕事にプライドを持つ事は良いんだけど、そのプライドの高さが他人に伝わってしまってはダメなんだと思う。
工藤君は「俺は優秀だ」「前のエリアは圧倒的に数字を出した」などと事ある毎に言っていたらしい。
それが、まわりのストレスになっていたんだと思う。
そして工藤君の上司がオラオラ系の所長。
所長が指摘しても工藤くんは始めのうちは「俺は大丈夫です」「それは分かってます」みたいな感じの対応をしていたらしい。
それに対して所長が感情的に激詰めをし始めたのよね。
地方では数字が良くて周りもチヤホヤしてくれていたのに首都圏に異動したら、数字も厳しいしチヤホヤしてくれる人もいない。
一生懸命、虚勢をはるから過去の栄光を言い出す。
そうすると、周りはストレスに感じて所長が激詰めをする。
完全な無限ループ状態に陥っていったのよね。
サラリーマンの世界では自己主張は必要だけどタイミングを間違えると自爆する。
何事にもタイミングが大事なんだと思う。
サラリーマンのように第三者が自分を評価する環境にいる時には、しっかりと自己主張する事は大切だと思う。
私も実際、自己主張して担当、領域、昇格、エリアを勝ち取ってきた経験もある。
工藤君も地方エリアを担当していた時に自己主張して首都圏の大学担当になったまでは良かったと思う。
ただ大学担当になりたてのタイミングでは自己主張するべきでなかったのよね。
いつまでも過去の栄光を主張しても誰も評価しないし、プラスに働く事はない。
新たな環境になった時には何も主張せずに謙虚でいるべきだった。
このような判断が出来なかったのよ。
所長からの追及が日に日に強力になり工藤くんは限界に達してしまった。
MRが所長に完全にロックオンされたら、もうお手上げでしょう。
始めのうちは反論していたんだけど、日に日に追及がキツくなる。
追及がキツくなると、さすがに辛くなってきて所長を避けだす。
避けると更に追及がキツくなる。
出社するのが辛くなり家から出られなくなる。
朝、営業所に来ない事で更に詰められる。
そして、不眠が続いていたので睡眠導入剤をもらいに開業医を受診したら鬱病と診断。
鬱と医者に言われた事により緊張の糸が完全に切れて休職に入っていった。
自分で「優秀なMR」と思っていただけに鬱病と診断されたギャップは大きかったと思う。
大学担当の優秀なMRのはずが鬱を発症して休職した理由。パワハラか自業自得かの話のまとめ
工藤くんは地方で圧倒的な実績を出して首都圏の大学担当MRとして栄転をした。
30歳ちょっとで年収も900万円を超えていたので、順風満帆だったはず。
しかし何点か明らかな間違いを起こしている。
①数字が良い事を自分の能力だと勘違いした事。
②社内には勝てない人間が存在すると理解しなかった事。
③自己主張のタイミングを間違えた。
そして、これらの事を悟す先輩社員が周囲にいなかった不幸も重なった。
結果的に生意気さだけが残って所長にロックオンされ撃沈した。
工藤くんが鬱病になり休職したのは所長のパワハラのせい?
それとも自業自得だと思いますか?
ちなみに世の中からパワハラは無くならないと私は考えている。
パワハラを受けているMRを見ていて製薬会社からパワハラが無くならないと感じた話
ちなみに工藤くんは大学担当は外されたけど開業医担当MRで復職しました。
今の心境なども聞いてきたので次回はそれについて書いていきますね。
完全なパワハラ。
数字の詰めと言っている限り。
自信過剰は静かにしといたら、身の丈は自分で分かる。評価で。
しかしながら人材は限られてるので今いる人材活かすしかない。
それが上司の仕事。
いつまでたってもマンパワーに頼る会社はそれまで・・・
道さん
コメントありがとうございます。
完全なパワハラ。
その通りだと思います。
ただ残念な事にパワハラは当たり前に存在して、表に出ても揉み消される現実もあります。