みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
昨日の記事がバズってる。
製薬会社が新型コロナでMRの活動自粛を表明して講演会中止、在宅勤務になりつつある話。
基本的には製薬会社が主催している講演会の多くが中止になっている。
それでも先日うちの会社は中止せずに開催した講演会があります。
その中で、やっぱり「うちの会社は性根が腐っているな〜」って思う事があったのでそれについて書いていきますね。
役割者の医者に講演会開催可否に相談した結果、開催する事になりました。
新型コロナウイルス感染症がここまで流行したので、演者と座長の先生に講演会開催の可否についてお伺いしました。
そこで役割者の先生の共通の回答として得られた事柄がこちら。
・明後日の開催なので今からキャンセルするの多方面に迷惑が掛かる。
・役割者の医者は全員一致で開催を希望している。
・一般参加の医者においては、無理をせず自己責任の上で参加する事を了解もらう。
うちの会社としても、ここまで直近の会を中止するのは現実的でなく役割者の医者が実施したい意向を汲んで開催する事を決定しました。
ただ講演会終了後の情報交換会はせずに、講演中に弁当を食べる形式に変更する事になったの。
情報交換会のビュッフェ形式の料理はやはり飛沫感染のリスクが高まるので注意が必要だもんね。
講演会実施中、製薬会社側の全MRはマスク着用で対応させていただきます。
講演会を運営する上で、うちの会社は全MRにマスク着用を義務付けました。
この事は受付にも大きく掲示して周知していた。
全社員がマスクを着用している光景はかなり異様に映ったけど、昨今の状況を考えれば仕方ない対応だと思う。
そんな中、一般参加の医者がこんな事を言い出した。
「MRだけがマスクしているのは、おかしい。参加する医者にも感染予防の為にマスクを提供するべきだ。」
間違っていないと思う。
運営している製薬会社が一般参加者に対して感染予防対策を講じるのは至極真っ当な事だと思う。
その中でうちの会社の責任者が発した言葉。
「マスク提供は利益供与になりコンプライアンス違反になるので出来ません。」
この医者は芳名帳に記入したものの会場に入らずそのまま帰っていきました。
製薬会社の対応は正しいのか?
マスクを箱に入れた状態でプレゼントとして渡すのであれば利益供与だと思う。
しかし、新型コロナ流行下で予防対策としてアルコール除菌設置と会場内で着用するマスク受付で渡す事は利益供与などでは全くないと思う。
もし、アルコール除菌のスプレー設置と会場内で着用するマスクを提供する事がコンプライアンス違反になって製薬協から指摘されるのであれば、やはり講演会は実施するべきでない。
この状況下で講演会を実施するのではれば感染対策は主催する製薬会社はするべきだと思う。
講演会終了後にMR達は打ち上げの為に予約していた宴会にいきました。
マスクで講演会前にトラブルがあったものの、講演会自体は問題なく運営できた。
参加者も多く、追加の椅子を出すほどの盛況ぶり。
私は情報交換会がなくなったので早めの帰宅が出来ると思った。
そしたら所長が言った一言「支店長も来てくれたし、打ち上げいこうか。」
うちの製薬会社は、新型コロナ対策としてMR活動の自粛や会議など多人数で1か所に集まる事を禁止している。
会社は「社員の健康を守る為に」と言っていたが支店長が来てくれる飲み会は多人数が1か所に集まる禁止行為なのに実施する。
やっぱり、製薬会社が新型コロナウイルスに対する予防を「社員のため」「医療従事者のため」と言っていたけど、建前である事がよく分かる。
支店長が会社の金で酒が飲みたい。
所長が支店長に対してゴマをする機会を創出したい。
この環境下であれば会社が禁止している多人数が一か所に集まる行為は簡単に覆ってしまう。
講演会の情報交換会は飛沫感染リスク回避の為に中止にしておいて、社員の宴会では大声で唾液を飛沫させていた目の前の大皿料理を食するという矛盾。
新型コロナ流行の中、講演会を中止せずに実施した製薬会社が犯した2つの愚かな行為のまとめ
多くの講演会を中止する中で、ある講演会が役割者の医者と協議した結果、実施しました。
この環境下で実施するのであれば主催する製薬会社は感染対策を講じる必要はあると思う。
MRに会場内でマスク着用を義務付けるのであれば、参加する医者も感染対策としてマスクを提供するべきだと思う。
もし、それがコンプライアンス違反だと言うのであれば直前であっても講演会は中止するべきでしょう。
また、うちの会社は支店長が経費で酒が飲みたければ禁止している多人数で一か所に集まる行為が簡単に覆る会社。
まともに考えると精神が疲弊するので馬鹿なフリしてハイボールを飲み続けたのは私です。
同業者です。
マスクが利益供与になるとははじめて知りました。うちは先日の会で受付に置いていましたけど、本当はだめだったのかな。
いくらなんでもマスクの提供ぐらい大人なんだから自身の判断で配ればいいのに。
ちなみにうちの会社はこんな状況でも東京での全社員会議を強行し、マスク着用の支持が出たにも関わらず、会場に用意されていたマスクが品不足であきらかに足りず、もはやみんな諦めモードでした。
この影響がどれほど出てくるか…半月後が怖いです。
hachiさん
コメントありがとうございます。
マスクが利益供与になるかは不明です。
うちの会社に限って言えば
感染対策で医者にもマスクを配る必要があるかもしれない。→マスク提供がコンプラ上問題ないか事前に確認しておこう。
このような想定が出来ておらず、答えが分からない事は「No」と言うという対応でトラブルを招いたのだと思います。
他の方からもメールをいただき、マスクを参加者に提供しているケースはあるそうです。
このタイミングで全社員会議はなかなか素敵ですね。
製薬企業に勤める現役MR です。初めてブログを読ませてもらいましたが、大変興味深く当てはまること多く笑ってしまいました。その他のブログも合わせて拝見しましたが、生活習慣病薬扱っているのにデブMR、生活習慣病の講演演者がデブ、参加者から「説得力」がないと言われ実施がかえってマイナス、患者ためといいながら物が無くなると他社品の代替情報ではなく、新規処方のストップ依頼、もう切りがありません。
ひーろんさん
コメントありがとうございます。
MRとして生きていく上では本音と建前を理解する事が1番大切ですよね。