みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
先日、メールで「オンコロジーMRになるためにコントタクトMRになる選択はアリか?」という質問をいただきました。
今日はご本人了承のもと、その事について書いていきますね。
生活習慣病MRの将来を危惧してオンコロジーMRに転職したいです。
相談をもらったMRさんのスペックはこんな感じ。
氏名:斎藤さん(仮名)
年齢:28歳
勤務会社:大手外資系製薬会社
担当領域:生活習慣病
担当施設:開業医と中小病院
その他、年収などの詳細は不明
斎藤さんは生活習慣病MRを続けていても将来がないのでオンコロジーMRへの転職を考えて活動していました。
しかしオンコロジーMRへの転職はオンコロジー経験者が応募条件になっている事が多く、なかなか上手く転職活動が進みません。
この状況で「コントラクトMRの会社に転職して、そこでオンコロジーMRをするという選択はどうですか?」という質問をいただきました。
年齢もまだ20代なのでコントラクトMRでオンコロジー経験を積んで、その後に製薬会社のオンコロジーMRに転職したいとうキャリアプランのようでした。
私なら、経験が欲しいと言う理由でコントラクトMR会社に転職してオンコロジーMRはやらないと思う。
その理由は大きく2つ。
①一度CSOに入社すると製薬会社への転職が大変。
→過去3人のCSOのオンコロジーMRの転職サポートしたけれでも結構大変だった。
製薬会社が中途社員を募集する時の条件として「先発品の製薬会社でMRをしている」と設定している会社が意外と多い。
なので、後発品メーカーは当然としてCSO-MRもオンコロジーの経験があっても書類で結構落とされていた。
②CSOでオンコロジーMRをやってもプロジェクトの更新で当たり前に他領域に変わってしまう。
→これも2名のオンコロジーCSO-MRの実話。
プロジェクトが1〜2年で変わる時にまた、オンコロジーのプロジェクトがタイミング良くあるとは限らない。
1人は引越しをしたくないという主張を強くしたので、オンコロジープロジェクトから次は後発品プロジェクトになった。
もう1人はオンコロジープロジェクトを希望したので、東京から九州に家族を残して単身で異動した。(転勤したくないのでCSO-MRになったのに・・・)
コントタクトMRはプロジェクトの選択が出来て希望勤務地も叶うと思われがちだけどプロジェクトありきなので、ずっと希望が叶い続けるとは限らない。
まずは未経験でも応募可能な製薬会社のオンコロジーMR募集にチャレンジするべし
この斎藤さんは製薬会社でオンコロジー未経験MRの中途採用がないとの事だったけど、まずはもっと必死になって探すかな。
2019年だけで見ても、私が知る限り3社は未経験からオンコロジーMRの募集があったわ。
求人は水物だから、いつながれてしまうか分からない。
エージェントによって持っている求人案件が異なる。
これらを加味して複数のエージェント会社に登録して、いつ求人が出てもすぐにエントリーしている状態に常にしている事が重要だと思う。
斎藤さんはエージェントの登録も少なく求人を見ている期間も圧倒的に短いわ。
私は現在、転職を全く考えていないけど毎月、エージェントと電話で最近の求人や転職市場の動向を確認しているわよ。
オンコロジーMRになる為コントラクトMRに転職する選択はありですか?の質問のまとめ
私はコントラクトMRという職業に将来性も魅力を感じています。
事実、大手CSO会社に転職活動をした経験もあります。
開発コストがかからない点や製薬会社よりも柔軟な勤務体系が叶いやすいのは事実だと思います。
その中で今回の相談は
・オンコロジーMRに転職したいけど未経験で応募出来る製薬会社求人がない。
・CSO-MRでオンコロジー経験を積んだ上で、その後に製薬会社にオンコロジーMRとして戻りたい。
この条件でしたので、それであればCSO-MRに転職せずに製薬会社のオンコ未経験応募可能求人をもっと必死になって探すかな。
実際、斎藤さんはエージェント1社の登録のみで、その時期に製薬会社のオンコ未経験応募可能求人が無かったって言ってた。
そんな簡単に転職できる時代ではありませんよ。
〜追伸〜
オンコ未経験で製薬会社に転職するのであれば、勤務地のわがままは言わない方が良いわ。
DODAエージェントサービスで転職
はじめまして。現在、メーカー→コントラクトMR転職したものです。
結構前の記事ですが、共感することが多くてコメントさせて頂きます。
私自身、オンコロジーとか専門領域をやりたくてCSOに転職しましたが、ゆってぃーさんの言うとおり、メーカーへの転職を目指すべきだと思います。
オンコロジーに配属されても、2年で終わりますし、リプレイスのリスクもあります。
また、今はCSOもプロジェクトが少ないです(所属してるCSOによるかもしれませんが)。後発のプロジェクトに行くことになり、希望勤務地も叶わず、配属されているMRが多い状況です。
待機しなければならないこともあります。
勤務地も叶わず、領域は後発、年収も福利厚生も下げることになるので、まずはメーカー転職を目指すほうが賢いのかなという印象です。
元々後発品MRの方がCSOに行くのはありだと思いますが、先発の方が安易に選ぶのは今はリスクがありそうです。
コメントありがとうございます。
オンコロジープロジェクトに参加しているコントラクトMRのメーカー転職活動をサポートした事があります。
能力も十分あり、年齢的にも30代前半で1番いい時期だったのにも関わらず、相当苦労しました。
CSOという時点ではねられる現状が見ていてとても可哀想でした。
メーカーの福利厚生などもしっかり考えて選択するべきですよね。