みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
私は過去、生活習慣病MRの将来について色々と記事にしてきました。
オンコロジーMRが有望なのではなく生活習慣病MRが絶望なのに気付かない哀れな話
生活習慣病MRがオンコロジーMRよりも優秀だと主張していたけど価値が大きく異なる話
一貫して伝えている事は「生活習慣病MRが無能なのではない」「生活習慣病領域での仕事に価値がない」という事。
最近、生活習慣病MRと同行する機会が多くて新しく感じる事があるので、それについて書いていきまね。
生活習慣病MRは訪問するネタを日々、考え抜いている。
生活習慣病MRのカバンの中を見せてもらいました。
製品パンフレットと無料情報誌のような医療情報のパンフレットのみ。
文献などは使わないのか聞くと「何年も使っていない」とのこと。
数年に一度出る大希望臨床試験の結果の文献を届けた事はあるけど、そんなデータは超レアケースみたい。
現在、大規模臨床試験も実施していないので今後、文献を使う事もないとのこと。
竹槍にも満たない武器しか持たずに日々、戦っている。
なので世間話や医者の興味に敏感になり、些細な反応も大切にして活動している。
オンコロジーの講演会の案内を依頼したら必死に案内しまくってくれた。
私は企画運営していた抗がん剤の講演会がありました。
演者の手前、ある程度の人数確保も必要としている会でした。
なので生活習慣病MRに病院に訪問する時に案内する依頼したのよ。
そうしたら、かなり市場は小さいものの当日7名の医者を連れてきてくれた。
私が招聘してくれたお礼をすると、逆に感謝された。
「訪問するネタを提供してくれてありがとう」だって。
それだけ日々、訪問するネタに飢えている事が分かった。
このハングリー精神を持って専門領域MRになったら仕事が楽に感じる事でしょう。
専門領域MRになってから訪問ネタに大して困った事がない。それが当たり前になっていた。
私も長年、生活習慣病MRをしてきて、その後にオンコロジーMRに転身しました。
気が付けば、MR人生の中でオンコロジーMRをやっている期間の方が長くなった。
すっかり専門領域MR脳になってしまっていたんだと思う。
オンコロジーMRになってからは、訪問するネタに困る事はほぼないわよね。
なので、訪問ネタを必死に捻出する努力なんて最近全くしていない。
この状況で生活習慣病MRが専門領域MRに転身したら、めちゃくちゃ仕事しやすいと感じると思う。
毎日、訪問ネタを考え抜く必要もない。
卸施策やMSの煩わしさは感じない。
月末に訪れる数字の詰めもしなくていい。
これらの事に日々、悩まされながらも必死に取り組んでいる生活習慣病MRはきっと、専門領域MRになった途端にめちゃくちゃ働きやすいと感じると思う。
生活習慣病MRを長年やってきたコミニュケーション力があれば専門領域MRでも活躍出来ると思う話のまとめ
生活習慣病MRの仕事は本当に大変だと思う。
ネタがない中で必死に訪問ネタを捻出している。
卸施策やMSの煩わしさは感じない。
月末に訪れる数字の詰めもしなくていい。
こんなしょーもない事に日々、必死に取り組んでいる。
その対応力やコミニュケーション力は専門領域MRよりも優っていると思う。
ただ、決して生活習慣病MRが素晴らしいという話ではない。
頑張る場所を間違えている事に早く気づいて欲しいという話。
そして、頑張る場所さえ間違わなければ活躍出来るポテンシャルを秘めているという話。