みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
以前より知り合いだった先輩MRがバイオベンチャーであるアミカス の中途採用募集にエントリーして面接に行ってきたみたいよ。
今日は、先輩から聞いたアミカスの面接について書いていきますね。
そもそもアミカスってどんな会社なの?
正式名称はアミカス・セラピューティクス株式会社。
米国に本社を置くバリッバリのバイオベンチャー製薬会社よ。
日本法人の立ち上げは2016年11月とまだ開業して2年ちょっとの企業。
資本金100万円でオフィスはなし。
登録上、大手町に本社の住所が記載されているけど、実際はレンタルオフィスみたいよ。
発売している薬剤はガラフォルドというファブリー病治療薬よ。
ファブリー病って私も詳細は全くわかっていないけど、先天性の代謝異常症で日本では300人、全世界でも8000人くらいの超希少疾患よね。
アミカス の中途採用ってどんな内容なの?
選考は通常の転職活動のスケジュールと大差はない。
①書類選考
②1次面接
③2次(最終)面接
先輩曰く書類で圧倒的に落とされる見たい。
求められる経験としては
オーファンの経験、専門施設(大学等)、新薬の採用、広域エリア担当等
年齢などは明確に線引きはされておらず、どのような能力を持っているかを問われていたみたい。
若くて将来性を買うっていう概念は全くなさそうだから、さすがバイオベンチャーって感じよね。
とにかく即戦力が欲しいという募集みたい。
実際にアミカス ってどのような待遇なの?
先輩MRもまだオファーレターをもらっている訳ではないので詳細は分かっていないけど、エージェントに確認するとこんな感じ。
基本給+インセンティブ+日当+ストックップション
福利厚生は最低限の保険、年金のみ
住宅手当や医療補償などは全くなし。
営業車もないので電車MRになるみたい。
営業所も当然ないので、出社という概念もない。
現在は基本的には日本のどこに住んでもらっても良いみたいだけど、今後はある程度担当エリア周辺に住んでもらいたいという方針になるみたい。
ストックオプションがあるのは魅力よね。
バイオベンチャーって撤退リスクや買収リスクが伴うんだから、働いている期間は圧倒的な報酬が得られなければ意味がないと思う。
アミカス の中途採用面接って何を聞かれるの?
1次面接は3人(営業部長、日本法人社長、よく分からないおっちゃん)。
1次面接から社長が出てくるんだから凄いわよね。
面接の難易度は特に高くないみたい。
面接時間としては約1時間で基本的にロジカルに回答していけば圧迫を受ける事もなかったそうよ。
聞かれた事柄は
・志望動機
・希望勤務地
・アミカスって知ってる?
・オーファンドラック経験
これらの事を少し深掘りされて、最後に質問ありますか?で終了だって。
ちなみに日本法人の社長さんは医者で好奇心旺盛に質問してくるタイプみたいよ。
この1次面接を通過すると2次(最終)面接。
2次面接は米国本社とネット面談みたい。
通訳を介してやりとりするみたいだけど、形式的なものみたいよ。
そりゃーそうよね。
1次面接で日本法人の社長が合格だしているんだからね。
まとめ
アミカス の中途採用はなかなか狭きもんみたい。
ほとんどの人が書類で落とされるみたいよ。
ただ内定が出れば、住まいは自由だし、営業所が存在しないので出勤という概念もないし、ストックオプションもある。
超オーファンドラッグだけど、唯一の製品だからやりがいもあると思う。
典型的なバイオベンチャーの恩恵が受けれる企業だと思う。
バイオベンチャーのリスクを理解した上でチャレンジするのは良いと思う。
バイオベンチャーと言ってもマジでショボい零細企業も存在するから。
バイオベンチャーMRの求人の中にはヤバい草製薬会社が混ざっているから注意が必要よ。
今回のアミカスはJAC Recruitmentから紹介されたみたいよ。
興味ある人は一度相談してみてはいかがかしら?
ゆってぃーさま
いつも楽しく拝読しております。
少し、記事の内容とは脱線するんですがアミカスのアメリカ法人の社長の方ってお子さん二人がポンペ病という難病だった為に治療薬を開発する為にバイオベンチャーを立ち上げた方ですね。
原題 extraordinary measures、邦題が小さな命が呼ぶときという名前で映画化されている話です。
この映画を観ると、ささやかだけれども患者さんのために自分も出来ることをやろうと思える素晴らしい内容です。
もし時間があれば見てみてください。あまり関係ないコメントで申し訳ありません。
あと、1日いい仕事していきましょう!
OKMRさん
コメントありがとうございます。
そうなんですね。
きっと製薬会社を創業したいという気持ちは誰かを救いたいという思いから繋がっているんだと思います。
アミカスの話ではないけど、多くの製薬会社はその創業当初の思いは無くなり患者の為ではなく自社品の売り上げが
上がる事だけに執着し始めるから悲しいですね。