みなさん、こんにちは。
現役オンコロジー(抗がん剤)MRのゆってぃーよ。
少し前のお話だけど、日研化学(現:興和創薬)のパワハラ自殺事件を覚えている人いる?
MR経験が10年以上ある人は記憶に残っているんじゃ無いかしら。
テレビでも新聞でも大きく取り上げられた事件よ。
今日はこの日研化学(現:興和創薬)のパワハラ自殺事件について書いていくわね。
日研科学(現:興和創薬)ってどんな会社
医療用医薬品製造・販売メーカー日研科学は、日本の中小製薬会社だったわ。
かつては明治製菓・三菱化学と業務提携関係にあって販売受諾の連携などが行われていたのよ。
2003年に売上の15%を占めていた三菱ウェルファーマ(現・田辺三菱製薬)が製造・発売する気管支拡張薬「テオドール」の販売受託契約が2006年度で終了されることが決定したことで、経営が大ピンチになったの。
そんな中、興和が買収を試みて2006年に興和の完全子会社になり、同年10月に興和創薬になったのよ。
合併したとはいえ、所詮は国内売り上げランキングで30位にも入っていない企業なので絶滅危惧製薬会社に位置付けられているといって過言では無いと思うわ。
日研化学(現:興和創薬)パワハラ自殺事件とは
「日研化学」(現:興和創薬)の男性社員(当時35歳)が自殺したのは上司の暴言が原因だとして、妻が国に労災認定を求めた事件よ。
裁判長は「上司の言葉が過重なストレスとなってうつ病になり、自殺した」と判断した。
当時はパワーハラスメントを原因とした自殺を労災と認めた司法判断は初めてとして注目されたわ。
実際に起こった事は、当時、名古屋支店静岡営業所(静岡市)でMR(医薬情報担当者)として勤務していた男性のお話。
02年秋以降、上司の男性係長から「存在が目障りだ。居るだけでみんなが迷惑している。お願いだから消えてくれ」「仕事しないやつだと言い触らしたる」「給料泥棒」などと厳しい言葉をたびたび浴びせ続けたのよ。
男性は同年末から心身に変調を来し、03年3月に首つり自殺した。
でもね労基署は「発言は指導、助言」と判断し、労災と認めなかったのよ。
それで結果裁判まで発展して大事件になったのよ。
製薬会社も一部の企業では今でもパワハラ、セクハラは横行しているわ。
最近はマスコミが敏感だし、各社コンプライアンスを遵守する傾向が高まっているから、パワハラ、セクハラは少なくなっていると思うわ。
でも、残念だけど一部の製薬会社では未だにパワハラ、セクハラが横行している企業は存在するわ。
特に労働組合が無い外資系企業や、組合がしっかりと機能していない中小製薬会社に多く見受けられると思う。
労働組合が無いと、パワハラを受けても相談する場所がないのよ。
会社の人事に相談する事はできるけれども、本社機能は基本的に経営側の味方よ。
労働者の味方として親身に対応してくれるのはやっぱり組合よね。
私ならパワハラやセクハラされたら、抱え込まないし戦わない。
私はパワハラを受けてもあまり動じないタイプだと思うわ。
でも、あまりにも長期間、逃げ場のないパワハラを受けたとすれば転職する。
この日研科学のMRはとても真面目で良い人だったんたと思うわ。
35歳だったらまだ転職も出来たと思うし、まともに抱え込む必要は無かったと思うわ。
残念だけど、世の中には一定の割合で頭のおかしいキチガイが存在するのよ。
それは、自分の会社にも顧客にも存在する。
それが分かっていれば、まともに抱え込む必要な無いと分かると思うし、転職する方が賢明だと判断出来たと思う。
現在パワハラやセクハラを受けている人は転職という選択がある事を理解するべき
現在、パワハラやセクハラを受けている人は抱え込まずに転職で新たな道を進むべきよ。
せっかく、この業界は転職が当たり前に行われているんだから、その特性を充分活用するべきよね。
PIP(業務改善プログラム)に入っている人も同様よ。
もし、悩んでいる人がいれば一度、相談してみてはどうかしら?
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まとめ
日研科学(現:興和創薬)のパワハラ自殺事件は本当にかわいそう。
きっと自殺した人は真面目で優しい人だったんだと思う。
パワハラを受けても正面から受け止めてしまって、相談する人もいなかったんだと思う。
こんな事件はもう絶対に起こしちゃいけないわ。
もし現在、パワハラやセクハラで悩んでいる人がいたら転職という道を選択する事を提案してあげたい。
いつも楽しく読ませてもらってます。
ここの会社本質的には何もかわってないですよ。
まーこさん
コメントありがとうございます。
ですよね。
どこの会社もパワハラ、セクハラがあるのが現状だと思う。
かわせる術を身につけるのが一番だと思うわ。
ご返信ありがとうございます。
やっぱり期待するだけ無駄ですかね…
知り合いなんかの話を聞いてると、日研(現興和?)に限らずこの辺りの規模のMRさんはハラスメントで結構やめてる印象があります。そうゆう側面がピックアップされてMRがブラックといわれるのかもしれないですね。
通りすがりです。
「残念だけど、世の中には一定の割合で頭のおかしいキチガイが存在するのよ。
それは、自分の会社にも顧客にも存在する。
それが分かっていれば、まともに抱え込む必要な無いと分かると思うし、転職する方が賢明だと判断出来たと思う。」
このくだりに全く同感です。そういう上司に当たってしまったら残念ながら不運とあきらめて、さっさと逃げるのが一番です。
ひなぎくさん
コメントありがとうございます。
子供の頃は大人は全員立派だと思っていた。
しかし現実は気狂いも多い。
これが残念だけど現実です。
同業(多分他社?)のおっさんMRです。
うちも活動自粛だから楽しく拝見させてもらってます。本業の傍らこれだけのブログまとめるのは中々出来ないですね。感心です。
話しを戻して、中小の製薬会社ではあるんでしょうね。未だ。
この間のポンコツ上司に戦い挑んだ子もしかり、やはり長いものには撒かれろ的な考えないと潰れるよね。
若けりゃ良い、ゆっていーさんの言う通り転職すれば。でも私らの年代はそうはいかない。いかにlock-onされないかだからね。
だから尚更言いたい、若けりゃ転職しろ!消えろと言われたら消えてやれ!
もう一つ、今の会社より上を目指せ!少なくともコンプライアンスがしっかりしたところへ。大手の良いところってコンプライアンス云々はしっかりしてる。ゆっていーさんも大手ならそれは知ってますよね。
要するデカい企業って内資であれ外資であれモデル企業になるから下手出来ない。
その辺の教育は凄い!(それでもメンタル逝く奴はいるけど)
でも馬の合う上司や合わない上司いますから、あかん奴に当たったらlock-onされない程度でのらりくらりすれば良い。
しがみつきおっさんMRさん
コメントありがとうございます。
パワハラは無くならないですよね。
例え大手でも、アストラゼネカ、バイエルなどは訴訟になっている。
そのなかで、しがみつきおっさんMRさんが言うように、逃げるが勝ちだと思う。
そこで戦いを挑んでも100%負けるし、誰も助けてくれない。
ベテランになったら、長いものに巻かれて標的にならず交わせるスキルを構築することが
懸命ですよね。
本当に残念ですが、世の中にはキチガイが存在して一般社会の中に当たり前に紛れている。
そう、その通りです。結局のところ評価、出世、降格みんな好き嫌いの人間関係で決まる。あと、無礼講って良く言うけど100%ないからね。若いMRさんにはそれで失敗しないで欲しいな!
初めまして。
私は、かつて日研化学(現、興和)に勤務していた者です。
この事件は、私が在籍していた頃にあったことであり、断片的に聞いていました。
現在は、全く違う業界に転職し、その会社を同僚からのパワーハラスメントで退職しました。
そのせいか、現在では他人事として看過出来ず、コメントしました。