みなさん、こんにちは。
現役オンコロジーMRのゆってぃーよ。
年が明けてからは吸収合併などの話題はあったけどリストラは無かった。
そんな中、やっと来ました。
協和発酵キリンの早期退職発表。
今日はこれについて書いていきますね。
協和発酵キリンのリストラ(早期退職)の内容は??
希望退職者の募集を行う理由は「選択と集中、クローバルで生き抜く力を養う為」だって。
最もらしいコメントだけど、全く中身がないしょーもないコメントよね。
今回の早期退職の募集要綱は
勤続5年以上かつ45歳以上
→典型的なターゲットよね。
募集人数は設定しません。
→該当の年代の人は何人辞めてくれてもOKです!
ちなみに全社員4000人のうち、対象となる45歳以上の社員は約40%だって。
MRの人数に対しては現在は適正と会社は判断しているから、辞めたい人は退職金の上乗せをするけど辞めなくても良いよってスタンス。
協和発酵キリンの経営状況は、そこそこ良かったんじゃないの??
協和発酵キリンって規模の割にそこそこ良い製品が定期的に上市されている印象。
ひと昔前では降圧剤のコニール、高アレルギー材のアレロックなどが良く売れていた。
現在ではG-CSF製剤やバイオシミラーは良く売れている。
開発品の候補もそこそそあって、決算報告を見ても順調に利益が出ていた。
めちゃくちゃ優良企業とは言わないけど、規模から考えたらぼちぼちの結果が得られているのになぜ、人数無制限リストは敢行すると思いますか?
協和発酵工業とキリンファーマが合併した時まで振り返れば、今回のリストラが理解できる。
2008年に国内の中堅製薬会社同士の協和発酵工業とキリンファーマが合併したのよね。
当時はマイナー企業同士の合併ということで大した話題にもならなかったっていうのが私の印象。
ただ唯一、話題になった事柄があるのよね。
それは合併したのにも関わらずリストラ(早期退職)を全くしなかったのよ。
他の製薬会社が合併するときに必ず行われていた早期退職を協和発酵キリンは実施しなかった。
社員を大切にしたいという社長の意向だったらしいわ。
でもね2つの会社が1つになったら本社機能はスリム化出来るわよね。
人事も総務も全部2倍の人員がいた。
MRは会社が合併して販売する薬剤も増えるから増員は適正でしょう。
当時の社長が男気を出してリストラを行わなかったけど、余剰人員に無駄な経費が発生していたのは明白よね。
合併当時に即、リストラをしていたら現在までの10年間でもっと利益が得られていて経営状態が良かったと思う。
まとめ
協和発酵キリンの早期退職は2008年の合併当時にやっていればもっと良い経営が出来ていたことでしょう。
リストラ(早期退職)を実施する会社は悪い訳ではないわ。
今の製薬業界を考えればどの会社でもリストラは敢行すると思う。
大事になってくるのは早期退職のやり方がPIPなどの追い込み型で人員を整理するのでなくオープンな募集をする事。
もう一つは、MRならリストラが実施されても生き抜く事が出来る専門性を養うことよね。
みなさんは大丈夫ですか?
DODAエージェントサービスで転職