みなさん、こんにちわ。
現役オンコロジー(抗がん剤)MRのゆってぃーよ。
MR不要論などが騒がれていてもイマイチ実感がないMRって多いでしょ。
でもねこの業界って突然自分の会社が消滅するって事が当たり前に行われてれてきたんだから。
これからも絶対あるわよ。
今日は製薬会社の買収、合併、統合の歴史を振り返っていくわね。
1999年から2014年の15年間で130社以上消滅している
(製薬協HPより)
薬価が付いているのは医療用医薬品なので上の表の一番右側を見てくれれば分かるわよね。
1999年に479社あったのに2014年には346社になって133社が消滅しているわよ。
この15年間で新たし設立された製薬会社もあるわけだから実際、消滅した企業はもっと多いわ。
次からは企業再編の構図を示していくわね。
国内製薬会社の統合、再編の歴史
(製薬協HPより)
かなり再編されてきているわよね。
大手の合併では
2005年の藤沢薬品と山之内製薬→アステラス製薬
2007年の第一製薬と三共→第一三共
この二つはビビったわよね。
準大手では
2005年の住友製薬と大日本製薬→大日本住友製薬
2007年の三菱ウェルファーマと田辺製薬→田辺三菱製薬
2010年の万有製薬とシェリングプラウ→MSD
内資系企業で大規模合併なく単体で継続出来ているのは武田薬品とエーザイくらいでしょ。
これらの企業もバイオベンチャーを積極的に買収しているから、完全な単体企業ではないわね。
外資系製薬会社の統合、再編の歴史
(製薬協HPより)
最近の話で言えば
2009年のファイザーとワイス→ファイザー
2015年のグラクソスミスクラインがノバルティスにオンコロジー事業部売却
などが印象的よね。
ファイザー、サノフィ、グラクソスミスクラインは複雑すぎてよく分からないわよね。
かなり参加者の多いトーナメント表で優勝したみたいになっている。
2014年には断念したけど、ファイザーがアストラゼネカを買収しようとしたくらいだから、どの会社に勤めても定年までには会社名が変わっている可能性があるわよね。
歴史のある製薬会社で再編、統合がないのはイーライリリーくらいじゃないかしら。
でもイーライリリーも積極的な買収を実施しているわよ。
近年発売されたサイラムザという抗がん剤も、買収企業からの導入品で自社開発じゃないのよね。
製薬業界のあるある
ファイザー製薬に勤めていて、企業体質に不満があってワイスに転職。
その2年後、買収させてファイザー出戻り。。。
ノバルティスのオンコロジーに勤めていて、企業体質に不満があってグラクソスミスクラインに転職。
その2年後、売却されてノバルティス出戻り。。。
ここまで再編が盛んだと、気づいたら嫌で辞めた会社に戻ってしまっているなんて事はよく聞いたわ。
気まずいわよね。
辞め方にもよるけど、その人のキャリアは期待できないわよね。
まとめ
製薬会社の再編の歴史は切り返されているわ。
これでおしまいなんて事は無いわよ。
規模が小さい会社や業績不振で株価が下がっている会社なんかは常に買収リスクがつきまとうわよ。
合併があれば、必ず早期退職を実施してスリムになっていくわよ。
早期退職だけで、スリム化が図れれば OKなんだけど、外資系などは短期的な結果を重視するから早期退職で賄えなかった時にはお得意のPIPよ。
あ〜怖い。